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161121hnd01-thumb-640x450-19591日本では(というと大げさですが)組織力が注目されることが多いです。最近見た組織から考えたのですが、組織のメンバーがある目標を共有し、当事者意識を持って、目標を実現するための活動を規律をもって(というとちょっと窮屈な感じですが、ここではdisplineという意味)している光景を、先日の劇団四季の「ノートルダムの鐘」の初日に見ました。
待ちに待った話題作の初日ということで、華やいだ雰囲気があったのですが、とても北風の強い寒い日。劇場周辺に劇団四季のスタッフがコートも着ず、そこここに立って、お客様を歓迎し、誘導しているのがとても印象的でした。私はずっと以前、劇団四季のケーススタディを書いたことから、吉田さんをはじめスタッフの方々を存じ上げているので、「寒いだろうなあ」と思ってしまいました。(この写真を撮らなかったのが残念なのですが)
これだけ当たり外れの多い業界で、長年、事業を続け、新しいものにもチャレンジするためには、よほど組織のビジョンやDisciplineが末端まで浸透しimg_2066ていなければならないと思います。その点で特に最近の劇団四季を見ていると、リーダーグループ(左は吉田さん)をはじめ、その精神が「行動」として実現されているように思います。
舞台は昨日も書いたように最初のクワイアから、人の心をとらえて離さないような迫力があるのですが、なぜこれだけ組織の力、そしてリーダーグループの力を強く感じるかというと、そうでない組織をまじかに見ているからです。

同じプロ、同じような分野でも当事者意識、危機意識がない組織もかなりあるようです。明確なビジョンをもつだけでなく、それを実現するために、メンバーが皆で何でもやってみる、という姿勢が全く見られない組織もあって、逆に驚いてしまいます。そういう組織は、見ていると、メンバーも全然活動が楽しそうでないし、プライドも感じられないのです。
ブロードウェイでもいつも感じますが、ミュージカルに出ている人たちの誇り、喜びが、劇団四季のスタッフも含めて感じられるのです。それに触れるだけでも公演を観に行く価値があると思うほどです。元四季という人が多く、人材輩出元になっている感もありますが、私は企業も優れた人材がどんどん出てきて、外でも活躍し、出入りが多いのは、組織の活気とエネルギー・バイタリティを維持するためにとても良いことだと思っています。(囲い込みには基本的に反対なのです!)
全く違う分野ですが、自分たちの仕事を増やしたくない?と思っているせいか、以前からのやり方を踏襲するだけで、全くやり方に工夫が見られない、新しいテクノロジーを活用することも考えていない、また誰のために、何をしようとしているのか、考えていないのではないか、と思われる組織もあります。こういう組織とはつきあいたくないし、もし自分がそうした組織にいるのなら、はやく脱出したほうが良いと痛感します。

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