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7月4日夜、六本木アカデミーヒルズで、グローバルゼミ特別セミナー第2回が開かれました。For English=> その前の週、大連で開かれていたサマーダボスに出席していた世界経済フォーラムのエキスパートお二人がモデレーターの私と「第4次産業革命が創るよりより社会」というタイトルでパネルをしたのです。
「第4次産業革命」は、数年前に世界経済フォーラムのExecutive ChairmanであるKlaus Schwab教授が考え出したコンセプトで、最近のフォーラムの会合やレポート、その他の活動はほぼすべてこのコンセプトを背景にしています。書籍はいろいろな言葉に訳されていて、日本でもかなり売れていると聞いています。
一方、ドイツで始まったIndustrie 4.0や日本政府のSociety 5.0など似たようなコンセプトがいろいろある中、共通点はあるにしても、何が第4次産業革命でユニークなのか、については、なかなかわかりにくいのではないか、とも思います。(その背景もあって、より理解を深めるため、このセミナーを企画したのです)
今回はSociety & InnovationのリーダーであるNicholas Davisさんと、4IRの(第4次産業革命の略語)プロジェクトリーダーであるDr. Thomas Philbeckさんのお二人に、4IRとは何か、私たち一人一人にとって、どんな意味があるのか、 などを説明していただきました。
私も講演やセミナーで世界の動きを説明するときに、4IRとは、とざっとレビューします。今回もまずお二人4IRの概要を説明するプレゼンテーションから始まるのだとばかり思い込んでいたのですが、(通常グローバルゼミ特別セミナーはその形なので)直前に最初からパネルだということがわかりました。そこで、まず私がグローバルゼミの背景を説明したあと、すぐパネルに入りました。
なるべくはやくから参加者との質疑応答をしたいと思っていたので、概要や私が聞きたいこと
を質問したあと、会場からの質問を受けました。最初はあまり手があがらなかったのですが、しだいに質問が増えて最後はすこし時間をオーバーしてしまいました。印象に残ったのは、日本の資産(VR/ARや)貢献できることをとてもポジティブにとらえていることです。(道徳の授業などについては、本当にそういう理解で良いのかな、と感じることもありましたが。。)
今回私自身は、フォーラムの位置づけやビジョンからそうなりがちなのですが、テーマがとても広く、幾分抽象的な話が多かったのではないか、と感じました。何とか、仕事の話や私たち個人がすべきこと、できることに結びつけようとしたのですが、なかなか難しかったというのが正直な印象です。(フォーラムの会合ー特にエキスパートがほとんどの会合ーではこのような形になりがちなのです)参加者のアンケート回答を見ても、そのようなコメントがあったので、やはり!と思いました。
次の機会にはもう少しやり方を考えようと思いますが、特に欧米(特にヨーロッパ)の会合ではこのようなコンセプト中心の話になることが多いというのも事実なので、それが参加者のみなさんに伝わればそれはそれでよかったのではないか、と思いました。(私自身、いろいろな国際会議に参加し始めたー今でも時々ありますー頃、どうしてこんなにconceptualなのだろうか、テーマが世界に関することばかり?で、広いのだろうか、とかなり面食らったことを思い出しました。)企業のワークショップをしても、欧米の企業のトップの場合、コンセプトが中心になることがあったなあ(逆に日本では具体例を、という話が多いーそれはそれでイノベーションなどについては問題なのですが)、と思い出してしまいました。違う経歴や経験を持つ人々とあって話をすると、自分で考えていたことが常識ではないのだなあ、ということがよくわかります。

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