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 今年の東アジア・フォーラムのサブテーマは、1)混迷する時代のリーダーシップ 2)グローバル・リスク 3)持続的・グリーンな成長 4)新しい競争力です。会議第1日目の昨日18日は、午前中に全体セッションが2つーグローバルな再設計におけるアジアとリスクとアジアーが開かれました。竹中平蔵さん、武田薬品の長谷川さんがスピーカーで、とても興味深いセッションでした。いずれにも金融市場の今後、アジアの経済成長、民間と政府の役割などが出てきました。G8からG20へのシフト、短期的Reactiveな対応から将来への抜本的、かつProactiveな課題の解決のための政策、保護主義の防止、これまで世界経済を支えてきた米国の消費に代わるアジアの役割、金融危機から生じる社会的・政治的危機などが話題に出ました。 

 ランチは、Federation of Korean Industriesの主催で、2010年にG20の議長となる韓国の役割について、簡単な講演と質疑応答がありました。こうした会議では座席は自由なので、適当なテーブルに座り、同じテーブルの人とあいさつをして、いろいろ話が進みます。なるべく今まであったことのない人と一緒に座っていろいろ話をすることを目指しますが、ここでしか会えない知人との話もあり、いつもジレンマです。

 午後はパラレル・セッションが合計6つあり、そのうちひとつのモデレーターをしました。タイトルはThe Asian Consumer: A Sustainability Champion in the Making?で、民間企業の5人(欧米のひとばかりでした)がパネリストでした。何人かは前に会議であったこともあり、今回はとても楽しみにして、前からメールでどんなコメントをしたいか、などの連絡をしていました。

  こうしたパネルは、最初にモデレーター(私!)がセッションの背景や目的とパネリストを紹介し、各パネリストから5分程度のコメントをもらいます。(準備したものを読んだり、スライドなども禁止です)。そこから、それぞれのコメントから考えたことなどを少し私がコメントしたりして、参加者(30人程度か?)との自由な質疑応答の形で進めます。

 このテーマはとても複雑でしたが、新しく学ぶ点も多く、有意義なものでした。しかし1時間半、質疑応答の交通整理をしながら、途中でコメントを加えたり、最後にまとめたりするのは、集中力が必要なので、(それもすべて英語ですから)、やっている間は興奮してアドレナリンが出て、「勢い」でやりますが、終わるとがっくり!してしまいます。パネリストは満足してくれたようだったし、私自身も苦労はしましたが、楽しく、とてもよい経験でした。こうしたパネルのモデレーターなどは、何しろ場数を踏むと、だんだんコツがわかってきます。(もちろんかなり事前に準備をしたり、メールをやりとりしたりしますが) 

 パネルのあと、韓国のグループと日本のグループのインフォーマルな会合がすぐありました。なかなか活発でしたが、最初のころは、その前のパネルの反動(休みは5分しかなかった!)で頭がなかなか働かず、やっと最後に短いコメントをしただけでした。しかしこうした会合はとても有意義ですし、韓国はもちろん、日本から来ている方々も新しい方々と何人かお目にかかることができました。

 そして第一日目最後は別の場所で開かれたソウル市長の主催する屋外でのディナーでした。とても気持ちが良く、音楽もあって、リラックスしました。朝食以外はすべて韓国料理でしたが、とてもおいしく、ワインも飲んでハッピーでした。密度が濃く、考える材料がたくさん与えられたので、ホテルに帰ったらがっくりでしたが、有意義な一日でした。

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