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最近「場違い」な感じに続けて触れました。For English=> ひとつは、慶応義塾大学の入学式です。三田キャンパスで開かれた9月入学生のための式で、教職員を代表して祝辞をする機会をいただいた(2011年から慶応で教えただけで、来年3月に退職する私としては、とても名誉なことです!)のですが、三田キャンパスでのこうした式に出席したのは初めてでした。(どんな感じなのか、以前の塾長のビデオは見ていましたが。。)。

まず、檀上のほかの方々の中で、女性は私一人でしたし、塾長、新入生のスピーチいずれもとてもフォーマルだったのに比べて、私の話はかなりインフォーマルだったように感じました。あとで考えても、かなり「場違い」だったなあ、せっかくこうした機会をいただいた方の期待に応えられなかったのではないか、予想とずいぶん違っていたのではないか、と思いました。

そんな感じを持っていた同じ日の夜、たまたま、かなりの経験を持つ、シニアなキャリア・ウーマンのグループにスピーチをすることになっていました。こちらは、インフォーマルに、自分の経験―周囲にいっていることを自分が実践できないで、恥ずかしかったり、自分に失望したことーや、キャリアを続ける中で、あれ?と思ったり、感じたりしたことをフランクに話したら、多くの方が同じ感じを持たれていたようでした。

会合の後、参加者のみなさんと会食をしている時に、「会社で唯一の女性執行役員だったりすると、会議でも、ほかのメンバーの意見や見解とまったく違うことがあって、自分のポジションや意見をはっきりいうのがなかなか難しい」というコメントを数人の方から聞きました。その前の講演で、「仕事が世界に広がる中では、自分のポジションをはっきりさせることが必要だ!」と私がいったことに対して、どうしたらよいかという質問だったのです。何だか「場違い」なような気がするけど、というお話だったのです。

その時は、「違う意見を持つことに価値があるのだから、どんどんいったら?」といっていたのですが、少したって考えてみたら、この方たちが話していたことは、私が午前中に入学式で感じたのと同じ「場違い」という感じなのではないか、と思い当たったのです。

私は会議でほかと違う意見をいうのには慣れている(というより、それがなければ私がいる意味がないと思っている)ので、そちらは気にならないのですが、「場違い」という感じこういうことか!と何となく納得してしまいました。 状況が違っても「場違い」と感じるとあまり心穏やかではいられないなあ、と実感しました。

「場違い」が結ぶ2つの出来事でした。。。

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    • Ben
    • 2013年 9月 23日

    『場違い』のイメージがよくわからなかったのですが、もしかすると、それは男性の運営するイベントの(それはほとんどの日本の式典、儀式、会合ということになるのですが)プロトコルとのズレという感じですか?

    それは、あるいはグローバル標準とのズレなのかもしれません。日本社会の本流からだいぶ前に逸脱してしまった私も、時折同様の印象を持ちますので。

    女性の経営者や各界のリーダーは、そうしたプロトコルに捉われないことが多いので、純粋に振舞う度に違和感を覚えるのではないかと思ったのです。いかがでしょうか?

    • yishikura
    • 2013年 10月 01日

    Ben,石倉です。コメントありがとうございました。お返事が遅くなりました。
    そうですね。今までのやり方と違うとか、明示されていないけれど、こういうやり方をする、とかいうことがあると思うのですが、それが良くわかっていなかったということかもしれません。
    もちろんわかっていて、あえて、発言をするとか、違うアプローチをする、ということもあるのですが。。

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