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昨日11月8日夜、「ダボス。。を東京で」シリーズ第9回が開かれました。For English=> 今回のテーマは、「キャリアと家族を両立するには?」です。約40人位の方が参加していただき、活発な議論やゲームをしました。(もちろん英語!) 約半分は今回初めての参加者だったので、英語でいろいろな課題を議論したり、共有したりする人のすそ野を広げたいという希望を持っている私はとてもうれしく思いました。

まず最初に、安倍政権が成長戦略の第3の矢のひとつとして掲げていることもあり、女性活用が最近良くいわれていることをご紹介しました。このセッションではこのテーマを、もっと広い観点から議論したいと説明しました。ひとつは、この問題は女性に限らないことです。日本は、労働時間が世界最長(1728時間、イギリスは1625時間、フランスは1476時間)と長い割に、時間当たりの労働生産性は低いのです。(日本一時間あたり41.6ドル、米国60.2ドル、フランス57.7ドル) 低い生産性で長い時間働くとなると、家族やプライベートに過ごす時間がそれだけ少ないことになります。

11.8davosもうひとつは、議論するだけでなく、何らかの行動を!という点でした。女性活用やワークライフバランスは20年近く「議論」されているので、このあたりで、私たちの「行動」としてとらえてほしいとお願いしました。議論から行動へ!です。(ここでTEDxの「意識してオフバランスに」というビデオを少しだけ見せました。)

breakout1 11.8_o会場の皆さんには5-7人位のグループに分かれていただき、2つの質問に答えていただきました。ひとつは、仕事と家庭を両立する上での最大のサポートあるいは最大の阻害要因はなにか、ふたつめは、それについて、私たちは何をするか、ということです。会場では8グループが議論をはじめ、オンラインでも3人のファシリティターによって、登録していただいていた10人位との議3facilitators11.8論をする予定でした。(回線の調子が悪く、結局会場からの音が聞こえず、オンラインでの議論は極めて短時間になってしまいました。期待していただいていた方々にはたいへん申し訳なく、次回からは新しい方法を考えようと予定しています。)

その後、45分位各グループで議論した結果を各グループからレポートバックしていただきました。議論の結果は以下の通りです。

阻害要因

会社レベルー評価システム(成果より、時間を重視)、ボスの問題、ある種の働き方を強制?する不文律、残業は当たり前という価値観?

reportback1 11.8政府・社会レベルー社会全体の姿勢、ピア・プレッシャー(男女両方)、仕事への定型的な価値観、不十分な保育施設、高齢者のケア、ロールモデル(男女両方)の不在

個人レベルーコミュニケーション不足、罪悪感、自信のなさ

解決案のアクション

会社レベルー年齢や性別、時間でなく成果での評価、残業の制限、残業費の変更、ワークフローのデザイン、柔軟な働き方、自宅勤務、家族への開放など、ボスにはやく帰ってもらう!

政府・社会レベルー新しい産業や仕事の振興、多様な仕事の機会、労働法、保育施設、移民政策、アファーマティブアクション、情報の共有、ネットワーク化など

個人レベルーー自信を持つ、仕事を続ける覚悟、男性を子育てに、意識改革、周囲へのサポートシステム

このリストはよくあるものと思われるかもしれませんが、参加者は、政府や会社に何かしてもらうのを待つより、「自ら行動を」ということへの関心が強いと」感じました。(これまでの長い経験から、期待しても?という教訓を得たのでしょう。)

最後に、私が、自分しかできない新しいスキルを磨き自分の希少価値をあげる、周囲と情報を共有し、お互いに励ましあう、はっきり意見をいうなど、できることはかなりあること、そして、私がこうしたイベントを企画運営しているのは、自由に意見を言い、共有し、より良く実際的な解決案をともに考える機会をなるべく多くの人に提供したいからだ、とコメントしました。これこそ「ダボス。。を東京で」の精神だと考えているからです。

yexplaining game1 1.8_o最後に、ペアで話し合う(英語で)機会をつくろうと初めてゲームをしてみました。皆会話が弾んで、なかなか終わらなかったことからも、皆さんは、こうした機会をエンジョイしているようだと感じました。その後、近くのカフェでネットワーキングイベントをして、何人か初めての方々ともお話しました。楽しい金曜日の夜でした。。。

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