p1000276.JPGp1000314.JPGp1000316.JPG 11月はじめに、インドのインフォシス主催で、Infosys Leadership Forum 2007”Flat World: turning challenges into opportunities” 「フラット化する世界」が、2.5日間、京都で開かれました。

 私は、昨年7月に軽井沢で開かれたフォーラムにはじめて参加者としてよんでいただき、台湾のエイサーの創業者Stan Shihさん、“Crossing the Chasm” “Dealing with Darwin”の著者Geoffrey A. Mooreさん それから新生銀行シニア・アドバイザーの八城政基さん、トヨタのプリウス開発の話をされた内山田竹志さん、TBS世界遺産プロデューサーの辻村國弘さんなど、非常に興味深いお話をたくさん聞くことができました。またこのフォーラムは、参加者がかなり限られている(約60人)ので質問する機会がたくさんあり、実際疑問に思った点を直接こうした方々に伺うというすばらしいチャンスを得ることができました。(昨年のプログラムはこちら)

 今年は、1日目のプログラムのはじめにあった「フラット化する世界とは何か?ホット・スポット:インド」という短いイントロダクションとパネルディスカッション「フラット化する世界:日本はどう変わるべきか?」のモデレーターをするという機会を与えていただきました。(左の写真はイントロダクションの私)

 これは、今私自身、最近いろいろ考えているテーマなので、そのあたりをご紹介し、また基調講演「規制改革の目指すもの」をなさった宮内義彦さん(宮内さんとは、ずっと以前規制改革委員会でご一緒だったので、久しぶりでとてもなつかしかったのです)、「フラット化に遅れる日本の電機産業」というセッションをなさった佐藤文昭さん、それにホットなインドでさらにホットなInfosysの現在のCEO, Kris Gopalakrishnan氏というすばらしいパネリストが登場したパネルの進行をしました。このパネルは、フラット化する世界の中で、日本がこのままで良いのか、どうしたら良いのか、という課題を考える上でも、今まで以上に、多様な意見が出てーそのためもあり、進行は方向づけが難しく、幾分迷走してしまいましたがーとても貴重な経験でした。

 翌日は、この間ブログにも書きましたが、基調講演がVenkat Ramaswamyさんの”Experience CoCreation (いかに消費者など周辺を巻き込んで、共創するか)であり、これも非常に興味深いものでした。(その後、あるレセプションでたまたま会った私の友人-ITを似たような形でビジネスにしようとしているように私には思えたーに、「こうした動きは日本企業にはどのくらいあるのか」と聞いた所、日本企業でもいくつかの具体例があること、など、さらに教えてもらうことができました)。

 そのほか2日目に行われた、「ITと捨てる勇気と哲学を」というテーマでセコムにおけるイノベーション、企業経営」「IT in Flat World」というInfosysKris CEOのお話も、私の専門である事業戦略に大いに関係しているので、とても興味深く、質問が次から次へと思い浮かびました。(こうした機会は、どんどん質問できるので、とてもすばらしいです)

 また全く別の分野ですが、1日目のパネルでも話が出た日本人の文化・思考法などと関連している(と思われる)きたやまおさむさんの「見るなの禁止」の精神分析」もはじめて聞く話だったので興味深いものでした。  

 Infosysの創業者であり、現在はChairman of the Board and Chief MentorであるNarayana Murthyさんに初めて会ったのは、ダボス会議です。確か2001年だったと思うのですが、ITに関連するセッション(ほかのパネリストは、IntelやMITなどの方々だったと思います)のパネリストでした。その時はInfosysという名前はちょっと聞いたことがある程度で、内容を知らなかったのですが、そのセッションは私が当時とても興味を持っていたIT関連のものだったし、わくわくするような刺激のある話だったので、印象に残っています。

 こうして、数年前に初めて遭遇した急成長企業の創業者とまたお目にかかり、お話できる機会はすばらしいと思います。特にMurthyさんのChief Mentorというタイトルは、次世代を育てるメンターになると宣言していることだと思うので、さらに感激してしまいます。 創業者グループであり、今度の新しいCEOであるKrisさんにコーヒー・ブレークの際、「CEOになると今までと何が違うのか」という話を聞かせていただいたこともとても有意義でした。(真ん中の写真はKrisさんと右の写真は主催者、参加者の皆さんと)