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Tweetもしたのですが、昨日2月16日の日本経済新聞の「日曜を考えるー若い世代の力引き出すには」にある猪子寿之さんと常見陽平さんの対談、それからここ数日経験したことから、いろいろ考えさせられました。

それは、今、日本には(ほかの国にもある程度ありますが、日本が際立っているように思われるので)、2つのまったく違う世界がある、ということです。これは最近ミーティングやセミナーでもよくお話するのですが、コミュニケーション手段もライフスタイルも、前提条件もまったく違う2つの世界があるように思われます。

ひとつは、「古い」世界というか、今までのやり方がまだ強い世界で、年齢が高い人(必ずしも年齢だけではありませんが)が多く、肩書、経歴などがモノをいい、コミュニケーションの方法も従来型?で刻々と変わっている世界への感触があまりない世界です。もうひとつはパソコン、タブレット、スマホが生活の基盤になっている世代、階層や組織、国境を超えて人がつながりつつある世界です。

「日曜に考える」にもあるように、この2つの世界が断絶していて、お互いに話が通じない、そもそも違うということがあまりわからないのが今の状況ではないか、と思います。

それでは断絶だけか、というと、この対談でも出ているように、実はいずれの世界にも良い点がある、それをお互いに何とか知ろう、いかそうという意志が不足しているように思われるのです。

先日も感じたのですが、違う世界にはいるけれど、相手のいっていることを何とか理解しよう、と質問したり、実際に経験してみたりはできそうです。また本人が気が付いていない(この場合若い人が多い)自分の価値やすばらしさを伝えよう、本人が気が付いていない潜在的な力や光る点を自覚させようとすることは、時間がかかりますし、お互いに、気を使いつつ丁寧にしないとダメだと思うのです。

逆に、両方の世界の住人が自分のものさしだけで、すぐ相手を判断してしまうと、お互いのよさをおぼろげでも理解し、そこからより良いものを作るというせっかくの機会が閉ざされてしまいます。私たちはみな、自分の知るものさしで相手や周囲を判断してしまいがちなので、特にこれだけ違う世界が開かれてくる中では、きめこまかさ、わからない時にわからないといって説明を求めること、そして、それに丁寧にこたえることがいずれの世界の住人にも必要なのではないでしょうか。それだけの手間暇をかければ、お互いが知らなかった良い所を引き出すことができて、意外なことができそうな気がします。

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