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先週、いろいろな人に会ったり、多様な活動をする中で、対照的な2つのことに気が付きました。一つは過去を見て、後悔したり、将来を不安に思って一歩踏み出さないことの大事さを示すこととして、「『今、ここ』を全力で」という考え方です。昨日の「ダボス。。東京で」のグループからのレポートバックでも出てきていました。

一方、これと対照的に「ずっと将来、広い世界」を見ることの大切さも実感する1週間でした。それは次のような経験からです。

20年近く前一緒に仕事をしていた40代の若きプロ経営者(まさにこの言葉がぴったり!)にインタビューしていた時に出た「当時のボスは10年先位を見ているので、それを実行しなくてはならない自分は大変だった。でもそこから学んだことが今いきている」という言葉です。私も「当時のボス」の所で一時働いていたので、その感覚がとてもよくわかりました。これは「ずっと将来」を見るということだと思います。
この経験は私にとってもとても貴重だったなあ、と考えているうちに、もう一人、「広い世界」を見ている人と一緒に仕事をしたことがあることに気が付きました。2人とも日本でも世界でもとてもよく知られている人ですが、近くで仕事をしていると、「この人は何をいっているのだろう?」と疑問に思うことが多々ありました。「何だかわからない、わけのわからないことをいっているみたい」と思いつつ、何とかそれについていこうとするのです。そうしているうちに、「ああ、こういうことを指していたのだなあ」と納得する経験をします。例えば、しばらくたってみたら、明らかにその方向に世界が動いていたり、世界に触れることが多くなると、それまでの日本の狭い世界とは違う世界の潮流(たとえばNPOの重要性、気候変動への対応など)が垣間見られたりするのです。

そんなことを考えていたら、もうひとつごく身近な所で、おもしろい発見をしました。それは「クラウドソーシング」という言葉に対する反応です。私はこのブログでも書いているように、組織と人、働き方、ライフスタイルなどが大きな変革の時期に来ていると感じています。それを表すコンセプトの一つがクラウドソーシングだと思うので、いろいろな所で使っているのですが、とても違う反応が返ってくるのです。

先日、アジアのビジネススクールのDeanと話していた時は、このコンセプトは「あまり関係ない、本流ではない」と一蹴されてしまったのですが、昨晩開かれた「ダボス。。東京で」の案内として、「クラウドソーシングの時代に。。。」という新しいスキル開発のサブシリーズのことを書いた所、「クラウドソーシング」という言葉にひっかって?メールをいただいたり、「ダボス。。」に参加してくださった方が何人かおられたのです。

この反応の違いは私にとってはとても興味深く、「ずっと将来、広い世界」を見ている人は必ずしも(というかかえって)、今の組織や制度のリーダーではないのではないか、年齢や国籍、経歴などには関係ないのではないか、と感じています。

理解したり、ついていくのが大変ではありますが、「ずっと将来、広い世界」を見ている人を周囲に持つことは、刻々と変わる世界にいきる上でとても大切だと思います。

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