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 最近のように、今までは考えられなかったような情報(テキストはもちろん、画像、動画、音など)が世界のどこからでもすぐ手にはいり、その量が膨大になってくると、興味のある情報を捜し、整理しているだけで、アッという間に時間がたってしまうことがよくあります。しかし、時間は誰にでも平等なので、一日24時間は誰でもどこでも同じです。そうなってくると、画面を見ているだけで、何となくわかった気になったり、知っている気になってしまうことがあります。
 それでも、やはり現地へ行く、現場に立つ、生身の人に直接会うことには大きな意義があると思います。「話に聞いていた、写真や画像で見ていた人だけれど、実際会ってみたら、全然感じが違った」「現地に行ってみたら、広がりや空気が違った」ということはよくあります。特に画面だけで見ていると、切り取られた図になるので、全体感が得られません。 

 私もずっと以前(米国200周年記念の年ですから、1976年と30年以上前になります!)米国をキャンピング・カーで横断するという200周年記念イベントに参加した時、コロラド州で、「丸い」空を見て、「空は本当に丸いのだ!」と思ったことがあります。それまでは特殊な望遠レンズを使ってうつした写真だから、こう見えるのだろうとばかり思っていた、平らでどこまでも続く道とそれを取り囲む「丸い」空を見て、あの写真は本当だったのだと思ったことがあります。

 ベンチャーやハイテクで有名なシリコン・バレーも実際行ってみると、空が青い、空気が澄んでいる、花がかわいい、人の格好がカジュアル、オフィスが皆低い建物だなどということばかりが印象的でした。何しろ車で走り回らないと、誰のオフィスへもいけないし、スタンフォード大学のキャンパスは広くて迷路のようなので、地図があっても何度も迷子になってしまい、ガソリン・スタンドで聞いても、毎回いうことが違ったり、外国から来た人の英語なので何だかよくわからなくてなかなか目的地にいけず、ひどい遅刻をしてしまったという経験があります。 しかし、花に気をとられようが、迷子になろうが、実際に行ってみること、自分の目で見て、空気を感じたり、人に会ったりすることはとても大事だと思います。


 と前置きが長くなりましたが、「ウェブ時代をいく」の梅田望夫さん、「ヒューマン2.0」の渡辺千賀さんなどがやっているJTPAのシリコンバレー・ツアーがあります。最初に「ウェブ進化論」でシリコン・バレー日本人1万人移住計画を見た時は、ちょうど同じ頃、UC BerkelyProf. Annalee Saxenianが書いた New Argonautsを読んだこともあって、何しろシリコン・バレーで教育を受け、実際の仕事の体験をした人を増やさねば、その人たちが日本に帰ってきて、オープンなベンチャー集団からなるクラスターを作れるように環境を整えておかねばと思っていた所だったので、この計画を見て大変興奮してしまいました。そこで、大学生など若い人にぜひこうした機会にチャレンジしてほしい、実際にシリコン・バレーはどんな所か体感してきていただきたいと思います。申し込みなどはこちらから

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