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 ICTが進み、情報や知識が一瞬のうちに世界を駆け巡るような「グローバル化」「フラット化する世界」にあって、「グローバルとローカルのせめぎあい」は永遠のテーマです。私自身、今年2月にハーバード・ビジネス・レビューの2007年のアイディアに選んでいただいた短い論文「Act Globally, Think Locally」というテーマをはじめとして、この課題を最近いろいろ考えています。

 この2つは、トレードオフ、対立する(あれかこれかという”OR”)ようでいて、実は、両者を妥協なしに満足させる必要がある、という”AND”で結ばれる概念のように思えます。そう「いう」のは簡単ですが、実際、それをどう実現するか、が難しく、多くの人々(ビジネス界、研究者、その他)の頭を悩ませています。

 そうしているうち、まさにこの課題に直接関係する“Global Capitalism –Local Values”が20085月に開かれるSt. Gallen Symposiumのテーマであることを知りました。St. Gallen Symposiumは、スイスにあるSt. Gallen大学のInternational Students’ Committee(ISC)が企画しているシンポジウムで、35年以上の歴史を持っています。毎年スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラムの会議とも並び称されることがあります。

St. Gallen Symposiumの特色は、学生が主体となって、現在と未来の意思決定に携わるリーダーの対話の「場」を提供する所にあります。私自身、St. Gallen Symposiumについては、今まで何人かの方々から、そのすばらしさを聞いており、詳しく知りたいと思っていました。たまたま来年の会議についてお話を伺う機会があり、そこで、学生を対象としたコンテストのことを知りました。

このコンテストは、Symposiumの一環として、世界から、大学に所属する大学生、大学院生、ポスト・ドクターを対象として開かれるものです。「Global Capitalism-Local Values」という来年のテーマに関する論文、アイディアなどを競い(詳細はウェブサイトをごらんください)、トップ200に選ばれると、St. Gallen Symposiumに招待されます。 そこで、世界60カ国以上から集まる600名のアントレプレナー、企業のトップ、政治家、科学者と交流する機会が得られるのです。 こうした世界の一流の人々と「直に」で交流できる「場」に参加する機会はとても貴重です。ぜひ、多くの方に応募していただきたいと思っています。宝くじも買わないとあたらないし、賞やコンテスト、それに新しい機会(たとえばビジネススクールに行くなど)もまず応募してみないと何も始まりません。 Just Do IT!  

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