これだけ世界が刻々と変わり、私の世代が経験してきたことと、今10代や20代の人が経験していることが全く違う世の中になると、自分の知識や経験から来る思い込みや自分の意識していない(かもしれない)前提を元にして考えるという姿勢は、ほとんど通用しないのではないか、と感じます。

このように強く感じるのは、ここ数日の間に、あれ?とか、なるほど!と思うことがいくつかあったからなのです。「若い人は働きたくない、おもしろいことしかやりたくない」というコメントも聞きましたし、「若者のxx離れがどんどん増えて来る中、今に多くの若者が出家するようになるのではないか」というコメントも見ました。また「いろいろなものがなかった時代には(つまり昭和の時代に大人になった人)機能やフィーチャーをつけることが良かったかもしれないけど、いまでは、若い人も単機能、シンプルなものが良いという価値観になっている」という話も聞きました。 それぞれ、ちょっと思い当たることもあるので、気になっているのです。

また世界と日本という観点からも、ずっと前まではアジアやアフリカに対しては、日本のものをそのまま持っていくことが多かったけれども、逆にアジアや新興経済の国から日本に戻ってくる(リバースイノベーションのような話?)ことやものがかなりあるということも事実だと思います。

つまり、これまでの知識や経験からの思い込みは通用しない、自分と同じ前提で誰もが考えると思っていると、全くそうではない、ということだと思うのです。 特にここ10年くらいのテクノロジーの進歩がとても大きいため、これまでの常識は多くが覆されています。

こうした中で、何をよりどころにしたら良いのか?混乱しているばかりではやっていけないので、何らかの指針が必要なのではないか?

今の時点での私の結論は、「自分で深く考える、それ以外にないのでは」、ということです。いろいろなことを見聞きし、新しい情報に触れながら、自分でとことん考えて決めて、行動する、これ以外にはないと思います。こういうと大変そうですが、一方では、自分なりに考えることができるという点では大きな自由が得られるともいえるのではないでしょうか。