chikirin最近私が読んだ本の中でとても興味深かったのが、ちきりんの「マーケット感覚を身につけよう」です。For English=> 変化する市場を見極め、それまでは誰も気がつかなかった「価値」を探すことの重要性が語られていて、とても洞察に富む本だと思いました。この本で提唱されているのは、世界がどんどん変化する中、どの「場」で戦うか、どんな「価値」で勝負するか、ということ、それを自分で考えよう、ということだと理解している(かなり大雑把)のですが、具体例がたくさん出ていて、読んでいて、なるほどと思う所が多々ありました。これからの社会では、資格などより、このようなスキルが必要だ、実際どうしたらマーケット感覚を磨くことができるか、というアプローチも紹介されています。 この本は、私たちがもっとマーケットへの感度をあげ、「隠れた」価値を見出すことの重要性を示している点で、とても示唆に富んでいると思います。

さらに、学歴や資格などにとらわれない、自分の「価値」を見極める、それを「売り」にする、という意味にも使える、つまり最近、重要だと思われてきているセルフ・ブランディングの一歩にもなる、と考えました。
そんなことを考えていたら、私が2010年からやっているセミナーシリーズの同窓会の企画案が浮かんだのです。同窓会は、ゲストをよんで、講演や演奏を聞いたり、そこからブレーンストーミングをしたりというスタイルがこれまでは多かったのですが、参加してくれる方々に出番を提供するようなことは考えられないか、それとマーケット感覚を結び付けられないか、と考え、オークション、それも「体験」をオークションにかけるというアイディアにたどり着きました。
オークションについては、昨年12月の「ダボスの経験を東京で」第21回で、「もの」を中心にしたチャリティ・オークションをしましたし、以前一橋ICSにいた頃、最初は「もの」から始まったオークションが「体験」に変わって、アイディア勝負になってきたことも思い出しました。

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Thaifoodつまり、参加者が自分の隠れた特技や得意技を使って、何らかの「体験」を提供する、それをオークションに出すということなのです。たとえば、野球やサッカーにものすごーく詳しい人の場合、「ルールや各チームの戦略、戦術の背景を説明しながら、試合を見に行く」という体験をオークションに出す、ある国の文化や食に精通している人は、お勧めのエスニック・レストランに行き、文化や歴史を語りあう、などというものです。自分が考えている新しいビジネスのアイディアを「体験」として出して、消費者はそれに「価値」を見出すか、とテストすることも可能です。
セミナー参加者のグループという限られた中ですが、マーケット感覚で考えたアイディアをいろいろ実験することができるのではないか、と考えて、今働きかけています。同窓会を何か新しいことを試す、学べる場にしたいと思っているのです。このイベントは4月11日に予定しているので、実際どんなことになるか、またお知らせします!