ソウルで開かれていた第10回World Knowledge Forumは昨日のディナーで終了しました。最終日の15日はとても忙しく、3つのセッションとプライベート・ランチ、夜のディナーと続きました。

09wkfceo朝8時からテレビ会議によるJack WelchとSuzy Welchのセッションを聞いた{見た)後、私がパネリストの一人であるCEO with Humanities backgroundというセッションの準備とパネルがありました。このセッションは、モデレーターがIndependent紙のジャーナリストであるPeter Sullivan, パネリストはニューヨークのMOMAのPeter Reed, HORASISという組織のFrank-Jurgen Richter、東大の田中明彦さんと私でした。いろいろな分野の人たちだったのと、前日顔合わせをした時から、「楽しく、インフォーマルに自由にやろう!」 といっていたので、その言葉通り、楽しいセッションでした。二人のPeterとはランチやディナーの時にもたまたま同じテーブルだったので、話がはずみました。TwitterやBlogの話(TwitterのCo-FounderのBiz Stoneのセッションも聞きにいきました)、Creativity、南アフリカ(Peter Sullivanは今、南アフリカがベースなので)のワールドカップの話まで、多岐にわたりました。田中さんもお目にはかかっていたのですが、あまりお話したことがなかったので、とても興味深い視点からのお話でした。

09wkffeldそのあと、前日、急に頼まれたMartin Feldstein教授のSpecial Lectureのモデレーターをしました。Feldstein教授はハーバードの経済学の教授であり、レーガン大統領の経済諮問委員会の委員長、そして今はオバマ大統領のEconomic Recovery Advisory Boardのメンバーでもあります。モデレーターが急にできなくなったため頼まれたのですが、こうしたことはよく起こるので、何とかやってみよう!とやらせていただいたものです。

私はエコノミストではなく、ちょっと心配だったので、14日にFeldstein教授がパネリストとなるセッションや、その他のEconomic Outlook関係のセッションにいったり、教授の最近の論文を読んだりして少し準備しておきました。教授は、米国の経済の状況を1930年の大恐慌時の政策対応などと比較しながら分析し、今後の展望を説明なさったのですが、体系的でわかりやすいものでした。こうしたセッションのモデレーターは、会場からの質問がでないと大変焦るのですが、最初はあまり出なかった質問もだんだん活発になり、かつ良い質問が出たので、無事終わりました。前日のPaul Krugman教授の話と、M.Feldstein教授の話を聞いて、米国の状況やそれに対する見方をかなり知ることができたことは、とても有意義でした。

そのあと、昨年に続いて、WKFのFounderの奥様に招かれてランチに行きました。そこで、NYPhilのAssistant ConcertmasterであるバイオリンのMichelle Mi-Kyung Kimさんに会いました。WKFの参加者リストを見たときから、ぜひ会いたいと思っていたので、とてもラッキーでした。NYPhilは今アジア・ツアーの真最中でちょうどソウルで公演をした所でした。

09wkffuture3つ目の仕事は、最後のセッションのひとつであったFuture Trend and Future Occupationsというセッションのパネリストでした。Korean Research Institute for Vocational Education & Training のDr. Misug Jinがなさった総合的な プレゼンテーションの後、Club of RomeのMartin Lees事務局長がClimate Changeの話をしました。そのあと、私は主に企業の立場から、人財の重要性、新しいスキルや人財に見られる世界的なギャップをどう解決するか、そこでの企業の働きかけなどを話しました。そのあと、Woongjin GroupのJinLee会長が企業事例を説明されました。このセッションは全体に各人のスピーチが予定より長かったので、あまり質疑応答ができず、そのため?終わった後で多くの若い人が来て、いろいろ質問されました。WKFは参加者(スピーカー以外という意味です)は圧倒的に韓国の方が多いので、パネルでも常に、韓国への意味合い、韓国とのつながりを話すことが大事だと思いました。

WKFfas1最後は、Farewell Dinnerがありましたが、メインテーブルに招かれたので、Dr. Changやディナーのホストとご一緒でした。ディナーの後は昨年もあったAndre Kim氏の華麗なファッションショーがありましたが、正面のテーブルだったので、最高の席で見ることができました。Andre Kim氏のデザインはみな韓国の素材を使っているそうです。華麗で最後を飾るにふさわしいショーで、長かった一日が終わりました。

さすがに3つもパネルなどをすると、英語で(ある時は通訳を通して)対話し続けるので、緊張することもあり、疲れますが、新しいことにたくさん触れて、刺激もあり、エキサイティングな2日半でした。