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bed w zzz昨日英語のブログには書いたのですが、最近、睡眠時間を確保することの重要性がいろいろな所でいわれています。For English=> 最近、TED RadioというNPRのPodcastを聞いていたら、マズローのHierarchy of Effectの一番基本となるニーズだとして、睡眠の話が出てきました。

以前は(今でも一部の人は、「徹夜は当たり前」といっています)いかに睡眠時間が少なくてもやっていけるか、という「競争」をしていたようなことがありました。ナポレオンではありませんが、これだけ寝なくても頭はさえている、元気だ、エネルギーがある、というようなコメントを良く聞いたことがありました。それが最近では、睡眠時間をしっかりとらないと結局は頭が働かない、集中力がなくなる、いらいらしやすくなる、肥満にも結びつきやすいし他にも健康によくないことが多い、創造力もなくなってしまう、といわれています。(私はずっと前から徹夜はしない、最近は夜は11時前には寝る、という人ですが)

どうして、こんなに考え方が変わったのか?多分脳の働きについて、いろいろなことがわかってきたからではないか、と思います。

drunk2 2睡眠については、10年ほど前に世界経済フォーラムのダボスにおける年次総会のディナーで、「睡眠と脳」というテーマでファシリテーターをしたことがあります。(私にとってはこれが睡眠について研究者から初めて聞いた出来事でした) その時も「質では量をカバーできない(つまり短い睡眠時間だけど、質で勝負ーディナーの参加者の多くが睡眠時間が不足していたため、必死で?聞いた解決案)」という話や「ティーンエージャーが朝起きられないのは、生理的な理由によるもの(最近では学校の始業時間を遅くしている所もあるようです9」という話を聞いたことがあります。その時は、睡眠時間が短いと酔っているのと同じ状態になる、という話を聞いてびっくりしたのですが、最近の話の中で私にとって興味深いのは、「睡眠中に情報が整理される」ということです。

これだけ情報が多くなってきて、いろいろな活動に追われていると、頭のなかがごちゃごちゃになってしまうということはないでしょうか。私は時々、容量がいっぱいになってしまって、いろいろなものが頭のなかのあちこちにあって、迷路のようだと感じることがあります。そういう時、一晩ぐっすり寝て翌朝になってみると、ずっとすっきりしていて、「何だ、こんなことだったのか」とか「取るべき道がはっきりした」とか「いろいろなことの関係が見えて来る」ことがあります。 この「情報を整理するのが睡眠中」というのはとても説得力があると思います。IMG_9885

これをもう少し広げて考えると、休みをとることのメリットにも通じるように思います。忙しいからといってずっとある作業をやっていると、いかにも頭が働かない、何を読んでも何だかわからないというようなことがあります。先日カリフォルニアに行く前と後でもこれを経験しました。連休の直前はとても忙しくて全く余裕がなかったのですが、セミナーやクラスのために英語の論文を読もうと思っても、ただ字を追っているだけで全然頭にはいってこないという状況でした。休暇中は他のことをしていたり、友人と遊んだり、睡眠を十分とったりしたためか、休暇から帰ってきて、「さてこの論文はやはり読まなくては」と読み始めた所、スムーズに(スピードも速く)読むことができて、主なメッセージがスーッと頭に入ったのです。休みはやはり必要だ、と実感しました。

睡眠も休みも同じようなことではないでしょうか。仕事が多い、時間が足りない、だから、ずっと睡眠時間を削ってやろう、休みもとらないというよりは、よく寝る、少し無理をしてもしっかり休む方が生産性があがります。(会議の生産性などにもこうしたことがいえると思いますが。。これはまた別の機会に書きます)

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