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 例年は華やかな授賞式があるゴールデン・グローブ賞ですが、今年は脚本家のストライキのため、記者会見による発表だけで、そちらが話題になりました。今年Best Actress for Musical or Comedyを受賞したのは、フランスの女優 Marion Cotillard、映画はLa Vie En Roseというシャンソンで有名なEdith Piafの生涯を描いたものでした。

  私は最近、Edith Piafの歌にまた触れる機会があったので、数ヶ月前にこの映画を見に行きました。

 Edith Piafの歌は、愛の歌や悲しい歌とともに娼婦の歌が多いので、なぜかなあと思っていたのですが、映画を見て、実際Piafの人生がこうしたことの連続だったということがわかって、感慨深いものがありました。

  前に深緑夏代さんの歌が好きだと書きましたが、中でも一番気に入っている「水に流して」という曲はPiafが再起した時に歌った曲と聞いて、さらに印象が深くなりました。深緑さんもPiafの曲が多いですが、私が以前リサイタルによく通っていた越路吹雪さんもEdith Piafを初めてパリで聞いた時にとてもショックを受けて「私は今まで何をしていたのだろう」といってその夜ずっと泣いていたと聞いていたので、この映画にはとても興味がありました。地味な映画でしたが、すばらしく、Edith Piafの役を演じたMarion Cotillardが、そのすばらしい演技でGolden Globe賞を受賞したわけです。

 この映画を見た後、PiafCDを買って聞きました。PiafCDを聞くと、私はフランス語がわからないのですが、それでも言葉への思い入れ、情感がとても深いように思いました。映画の中でも実際にProducerのような人がPiafに「言葉の意味を歌いなさい!」「言葉に感情がこもっていない」と教える場面が何度も出てきます。そこがとても印象的で、言葉を大事にする、言葉に感情をこめて歌っていることが感じられました。日本語で歌っている深緑夏代さんも越地吹雪さんも、それぞれ趣や雰囲気は全く違うのですが、いずれも言葉がとても大切にされていますし、歌を聴いているだけで、感情の流れを感じ、心をうたれます。

  歌詞に心ひかれる時にいつも思い出すのは、Frank Sinatraです。Frank Sinatraの歌も「どうしてこれだけ感情がこめて歌えるのかなあ」といつも思います。分野や言語にかかわらず、心のどこかに触れるようです。

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  1. 石倉さんのブログの件知りませんでした。
    お問い合わせの件、此処でご返事させていただきます。
    深緑夏代のコンサート、企画が始まった段階で日時はまだ
    決っていません。
    四月中頃に成ると思います。
    ブログ等で発表いたします。
    唯、難しい問題も有りすんなり決るか疑問も残っています。

    • yishikura
    • 2008年 3月 25日

    多田さん、石倉です。コメントありがとうございました。コンサート期待しています。良く考えたら、昨年7月のパリ祭の頃から、深緑さんのライブを聞いていませんでした。ライブが何といっても一番ですし、あの臨場感はすばらしいですから。

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