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fullsizerender-18 リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの「ライフ・シフト」はコラムこのブログにも何度か書いています(今日24日の新聞にも私の推薦文とともに広告が出ていますー左の写真)が、とても参考になる本だと思います。しかし、ただ「参考になる」といっているだけでは仕方がないので、実践してみることにしました。
まず「教育—仕事−引退」という3ステージではなく、多くのステージを経験する、「エクスプローラー(探検者)」「インディペンデント・プロデューサー」「ポートフォリオ・ワーカー」という3つの役割(ステージ)について、私自身がやってきたことを振り返ってみることにしました。
エクスプローラーは、旅を続け、新しいものを発見しようとします。インディペンデント・プロデューサーは職をさがすのではなく、自分の職を生み出す人です。この2つと対照的に、ポートフォリオ・ワーカーはいろいろな種類の活動を同時に行う人たちです。いずれも特定の年齢層には限定されないのです。
今から考えるとそれほど冒険心に富んだエクスプローラー時代ではありませんでしたが、大学3年の時に米国に交換留学生として1年滞在したことが新しい世界を開いてくれたことは間違いありません。留学先はカトリックの女子大でしたが、元シスターで今は貧民街に市民センターを作り、そこで黒人のサポートをしている教授と、それを慕う学生グループの仲間になったこと、女子高校生と黒人の子供たちのためのボランティアをしたことなど、当時日本ではできない経験をしたことが、今に至るまで私のライフスタイルに影響しています。
大学を出てすぐフリーター(フリーランスの通訳)、その後ビジネス・スクールで学び、経営コンサルタント、大学教授などを経てまた今フリーターとして働いているのは、まさにインディペンデント・プロデューサーだと思います。
企業の社外取締役やワークショップなどとともに、強い、ユニークな個人をつくることを目指して、私が続けている「グローバル・ゼミ」「ダボスの経験を東京で」などは、私がポートフォリオ・ワーカーであることを示しています。
私の場合、本書のようにはっきり意識はしてきませんでしたが、スキルと知識、仲間、評判という「生産性資産」はフリーで生計をたてていくためには必需品ですし、健康、食生活、仕事と家庭や友人とのバランスのとれた生活習慣など「活力資産」は、(夫を10年以上前に亡くしているので、一部不足していますが)、子供の頃から心がけて取り組んできているので年期が入っています。「変身資産」は、転職を繰り返してきたり、途中で大学院に戻ったりしたため、ある程度は形成されてきたと思いますが、まだ開拓の余地が大きいと感じています。
img_1677またコラムの最後に書いた100歳の時を想定して、自分のストーリーを語る」という練習は、早速昨日10月23日に最終回を迎えたグローバル・ゼミ2016集中プログラムで試してみました。参加者にグローバル・ゼミの同窓会、全員が100歳だと考えて、それぞれ自分のストーリーを語ってください。という課題を出して、それぞれ2分のスピーチをしていただいたのです。(これは英語です!)
同じテーマ、これまで8週間一緒にゼミを続けてきたグループでもいろいろなストーリーがあって、とても興味深いものでした。ぜひ試してみてください。

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コメント

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  • コメント (2)

    • Hiroshi Takemura
    • 2016年 10月 24日

    読み進むにつれ、自らの「資産の無さ」に焦りを感じざるを得ないです(笑)

    ただ、ここ何年か考えているのですが、日本人ひとりひとりが「自分自身にとって何が幸せなのか」を見いだせないと、自分らしい人生の設計などできないのではないかということです。
    収入や地位も含め、人の評判や世間体が自分の価値を決めているようにどこかで思っている日本人は私を含めかなり多いのではないでしょうか。「人がどう言おうと、自分はこうあれば幸せ!」という自分自身のメジャーを持てないと、どうやってそこに近づくのかイメージができないようにも思うのです。

    とは言え、それを探しつつ、多様な可能性に挑んでいこうというのはわくわくしますね。
    そして、だからこそ話題になっている「セーフティネット」もとても大事なんだと思いました。

    • yishikura
    • 2016年 10月 24日

    コメントありがとうございます。最近ワークショップなどをやると、「自分は何をやりたいのか」ということを考えたことがあまりない(だからできない)人たちに遭遇することも多いです。でも今からでも考えてみれば良いので、遅いということはないと思います。土曜日のTEDxTokyoでYo YoのBLACkさんが、Serial DreamerになるコツはDefine your successといっていました。

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