記事の詳細

road最初はある目標から活動を始めても、いろいろ活動を続けている間に、「そもそも何を目指しているのか」を忘れてしまい、「どうやるか」ばかりを考えてしまうことがあります。For English=> これは私が女性活用や多様性などについて話す時に批判的な意味でよく使う”What””Why”がない”How to”症候群です。そもそもなぜ多様性が必要なのか、なぜ女性活用なのか、を離れて?、女性比率をあげることに汲々としてしまう、そればかりに目がいってしまうというようなことをよく見るからです。なぜそうなのかなあ、と思っていたのですが、まさにそれを「私が」やってしまいました。
私が数年続けているセミナー・ワークショップ・シリーズの簡単なPRビデオをつくることができたら、皆イメージが湧いてより多くの方が参加してくださるのではないか、という思いから、友人に簡単にビデオを作ってくれる方はいない、と、その友人を紹介していただいた所から始まりました。お互いに忙しく最初のミーティングから数ヶ月たって実際に作業が始まったのですが、まずどんな感じかを知っていただくため、セッションを見ていただき、できればちょっとビデオを撮っていただくという話になりました。しかし肝心なイベントの予定があわなかったため、私がやっている活動ということで、インタビュー、ミーティング、講演など私が関与している活動の予定を確認し、数回その場に来ていただき、撮影をしていただいたのです。
img_1909昨日のセミナーもそのひとつだったのですが、講演の後ミーテイングをして、今後私がする活動をお知らせし、取材の予定、そしてビデオの見積もり、完成するタイミングなどを話しあい、概要を決めました。この活動をきっかけにして、撮影以外にもパソコンやアプリの効率的な使い方など(私は今年始めからMacを使っているのですが、わからないことがたくさんあるし、マニュアルなども見ていなかったのです!)を教えていただいてとても助かっているのです。
かなりいろいろ学んだといい気分になっていたのですが、昨日自宅に帰る途中の電車の中で、「ちょっと待て!このままいくと私の紹介PRビデオができてしまいそうだ」ということに気がついたのです。あれ?そもそも何をしようとしていたのだっけ?と、ワークショップ・シリーズの紹介簡単ビデオだったことを思い出したのです。
そこで、すぐ今後の撮影などは中止してほしいこと、これまでに使っていただいた時間や取材の費用はすぐ払うこと、このシリーズでの簡単ビデオやクラウドのトレーニングはお願いしたいこと、などを説明したお詫びのメールを出しました。よく考えたら、どんなシーンを撮るか、サウンドは、ボイスオーバーにするか、など”How to”についての詳しい話になってしまっていたことに気がついたのです。(これはこれでなかなか楽しいし、学ぶ点も多いのです!)
あ!そうか!”What ””Why”を忘れて、”How to”に引きずられていたのだ、と、いつも私が批判しているHow to 症候群の「本人」になってしまったことに気がついたのです。メールにはご親切な返事をいただき、なぜこうしたことになったのか、そのプロセスの分析もあって、自分でもどうなったのか、がよくわかりました。同時に、「How toの罠」を自分の身で実感したのです。

message-toそれではHow toの罠を避けるにはどうしたらよいか?活動の途中で一歩退き(よくいいます、Step back)、「はて何をしようとしているのだろう」と見直すのが有効です。今回のビデオでは、「誰にどんなメッセージを伝えようとしているのか」と考え始めた時に、このスタイルで作られたビデオ(私の活動PRビデオ)では、相手もいない、メッセージもない、というか、やりたかったことと違うことにハッと気がついたのです。

これは文章(コラム、レポートなど)を書いたり、プレゼンテーションのビジュアルを作成するときも、ある程度進んだ所で、結論から逆に考える、そもそもどんな質問に答えようとしていたのか、結論は答えになっているのか、を確認する作業が必要なことと同様です。この見直しをする時間の余裕を持つこと、近づきすぎたら遠目から見ることが良いと思います。自分自身が経験したことで、How の罠を実感できたし、いろいろ教訓も得たように思います。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る