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z1_1_02この所、高齢化とは、とはっと気がつく(というか考える)ことが続きました。For English=> ひとつのきっかけは、先日父のシニア・レジデンスで夕食をした後、フロントでタクシーを待っていた所、初めてあった女性(80代くらいか?)が私の所へ来て、「あなたのお父さんが、ストーカーみたいにつけまわすので困っている」と話されました。(いろいろそれに至るまでの話があったのですが、簡単にいうとメッセージはそれを私に聞いてほしいということでした)(父は割とそばにいたのですが)、私は?という感じでいた所、フロントの方がこの話は事実ではなく、その方をなだめようとしている様子だったので、一応話を聞いていました。少したってタクシーも来たのでそのまま帰ってきたのですが、父は「変人だね」といっている位。フロントの方の様子でこれは本当の話ではない、と思ったのですが、私もさすがにちょっとびっくりしてしまいました。
父は時間や順序、人との関係などがわからなくなってしまったり、かなり空想だなあ、という話をすることもよくあるので、ある程度慣れてはいるのですが、見知らぬ方からこういう話を聞いたのは初めてだったからです。いつも父と仲の良い方々とは、一緒に夕食をすることもあり、同じ話が続くことはありますが、こんな?ということは初めてだったからです。
また、年をとるとこういうことが起こるのか、というのもちょっとショックでした。こういうことがあると一般には聞いていますし、父の話が数十年前と混同していたりするのは、慣れてきているので、あまりびっくりしないで聞き流すのですが。だれでも高齢になるとこういうことがある、と思ったので、自分のことで心配というか不安、そして少し恐怖感を持ったのです。
IMG_2385そんなことを考えていたら、先日ニューヨークでみたお芝居「The Humans」を思い出しました。(左の写真はそのステージ)昨年のトニー賞Best playだったし、もうすぐ終わる所だったのでチケットを買って見に行ったのですが、話がかなり重くパワフルすぎて、感想がブログにもかけない、人にも説明できないようなお芝居だったのです。この劇は、家族の1日を描いたものなのですが、高齢者の実際、それだけでなく、周囲の家族がそれで崩壊していくらしい状況を描いたものでした。(劇なので、一部言葉や細かいニュアンスがわからなかったので、一部想像なのですが)
そして、ニューヨークでいつも食事などをご一緒するバージニア時代の恩師ご夫妻と夕食をした時にも、このお芝居の話が出たことを思い出したのです。このご夫妻は二人とも80代なので、このお芝居はちょっと見るのに躊躇したといっていました。また父の話などをしている時に「あまり長生きはしたくないなあ」といった所、かなり強い調子で「自分では決められないから」と実感を持っていわれたので、それも印象に残っていたのです。
高齢化は、世界の課題ですが、自分の周囲でも、また自分にも起こることなので、どう対応するか、はとても頭の痛い問題です。
そんなことを考えていたら、脳科学の研究が最近10年位でとても進んだという話を思い出し、さらに研究が進んで、こうした高齢化の問題が少しでも解明されていくと良いなあ、と切実に思いました。
高齢化はとかく暗い話になってしまうのを「100年時代の人生戦略」などからもっと明るく捉えようと心がけている(私も団塊の世代なので)のですが、やはりこんなことが起こるのか、と目の当たりにその現実を見ると、心配や不安、それに恐怖感をもつのも自然かもしれないなあ、と感じました。(というわけで?ではないのですが、今朝も合気道に行きました。運動することと結構複雑なテクニックを学ぶのは頭を使わないとならないので。。。?うまくいくか?)

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