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昨日のシンポジウムでも質問をいただきましたが、テクノロジーが私たちの生活を大きく変えつつある、というと、今後どんな社会になるのだろうか、と聞かれることが時々あります。For English=>  以前はロボットやAI脅威論の方が強かったように思うのですが、最近は労働人口が減っていることを実感する人が増えてきたこともあって、ロボットを活用するとか、AIの力を借りていろいろなことをしよう、という考え方に対する拒否反応があまり強くなくなってきているように思います。それでも私の仕事は大丈夫なのだろうか、とか、どんな世界になるのか、など不安や懸念が感じられることがよくあります。

私はテクノロジーをどんどん活用しよう!というタイプなので(よくわかっていない所も多々あるのですが、何しろやってみよう、というスピリットなのです)ロボットやAIが得意とするところはどんどんやってもらって、自分は違う(もっとおもしろい、でも新しいからよくわからない?)仕事をするのが良いのではないか、ロボットやAIとは協働する方向で進めていくのが良いと思っています。

このようなテーマに関して、最近(9月です)英国RSAで発表されたレポートーまさにロボットやAIのインパクトについてのレポートーをご紹介します。こちらから8つの主なポイントが見られますし、レポート本体はこちらからダウンロードすることができます。大作なので、サマリーもじっくり読む余裕がなく、送っていただいたお礼のメールだけして、ある程度読んでからブログに書こうと思っていたのですが、ちょうど良い機会だと思うので、ご紹介します。

要点は、AIやロボットによって英国の低いスキルで賃金の安い仕事の生産性をあげることができる。でも圧倒的に投資額が少ない。また具体的な方法として、Data Trustを作って寝ているデータを活用する、この分野のMasterやphDを大量に育成する、AI Councilを設立してどんどん進めるなどが含まれています。(具体的な方法を論じたレビューについてのRSAのサマリーはこちらです) 最近よくいっているExponentialな展開の時代、いろいろな物が豊富になる(Abundance)時代を背景とした考え方ですし、具体策が挙げられています。

先日も、日本は生産現場のロボットについてはリーダーとして数も多いですが、AIについては圧倒的に米国と中国に遅れている、投資も全然不足、人もいないし、データもない、使えないという状況と似た点があると思います。英国のレポートなども参考にしてはやく手をうてば、労働人口の問題、生産性の問題など、さらには気候変動やエネルギーなどいろいろな問題への解決の一歩が踏み出せるのではないでしょうか。

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