11月14日午後、KMDの戦略クラスの学生と箱崎のIBMデザイン・スタジオで、IBMデザイン・シンキング・ワークショップに参加しました。For English=> ぜひデザイン思考を試してみたいと思ったので、いつも私のコースをサポートしてくださっているIBMの方々にお願いして、3時間の特別Express セッションをしていただいたのです。(通常は最低でも2日かかるそうです)

事前に準備が必要なので、10月なかばにIBMに伺って打ち合わせをして、Make Tokyo Lovableというテーマでユーザーグループを4つ設定し、それぞれのユーザーのためのTokyo Lovableを目指すことにしました。

4つのグループとは1.海外からの旅行者 2.海外からきて東京に住んでいる人 3.貧困状態にある日本人の子供 4.日本の高齢者。10月末のクラスで学生をグループわけしたのですが、4つのグループそれぞれを希望する学生がいたので、グループわけはうまくいった!とほっとしたのもつかの間、3と4のグループが、フィールドワークをしようという時に、言語バリアーつまり、ユーザーが英語ができないし、学生は日本語ができないので、観察するのも話を聞くのも難しいことーも直面したのです。(学生からの質問で私がはたと気がついた。)

あわてて何とか対策を、と思い、友人やIBMの方に助けを求めて、貧困状態にある子供や高齢者の状況を知っていて英語が話せる人を探していただきました。それぞれいろいろ手を尽くしてくださって、学生チームがお話を伺ったり、メールで質問して、フィールドワークを何とかやったのです。

そして当日。外見からして通常のオフィスとは違うスタジオに伺って、まず工藤さんのwelcomeのご挨拶の後、全体を担当してくださった長尾さんにプロセスを説明していただき、IBMのスタッフの方々にもサポートしていただきつつ、学生チームが早速活動を始めました。このクラスは、これまでのディベートやケースディスカッション、そしてブレーンストーミングなどでも最初からとても積極的に参加していたので、そのスタイルでどんどん作業が進みました。フィールドワークの結果を活用して、ペルソナを設定し、その人の持つ課題、ニーズなどからアイデアを出して行きました。こういう作業は外国人はとても慣れていて、すぐ手が動きます。

2時間以上作業を進めた後、各グループが自分たちの選んだアイデアをレポートして、IBMの方々と私が投票しました。とても僅差だったようですが(それぞれのグループごとに良い点があるのです)、自分たちのアイデアを寸劇の形で説明した貧困状況にある子供のチームが一位になり、賞品をいただきました。このグループはとても説得力がありました。

私は何年も前、世界経済フォーラムのダボス会議で、このようなブレーンストーミングというかデザイン思考?のスタイルを知ってとても気に入ってしまい、ダボスでは、このスタイルのワークショップばかり集中的に参加していました。(その頃は「デザイン思考」ということを全然知らなかったのですが。。。) 今回もその時の興奮や楽しさを思い出してしまいました。

学生も皆楽しく熱心に活動していました。学ぶことも多かったと思います。

このような機会を提供してくださったIBMの方々にとても感謝しています。短いビデオを作ったので、ご覧ください。(ボイスオーバーは英語ですが、感じがわかると思います。)