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 私が以前いた経営コンサルティングの会社では、クライアント企業のプロジェクトをする場合、クライアント企業の若手メンバー社員からなるクライアント・チームと共同作業をすることがほとんどでした。プロジェクトの期間中(数ヶ月から1年にわたることもあります)、クライアント・チームとは毎日活動をともにして、ほとんどの時間を一緒に過します。

 クライアント・チームは、大体自分の会社に対して問題意識を持ち、何とかしようという意欲に燃えた若手がメンバーであり、その中でもリーダーシップに優れた方がチーム・リーダーであることが多かったので、こうしたメンバーと一緒に仕事をすることはとてもすばらしい機会でした。長い期間、それも大きな戦略や組織のプロジェクトをトップに任されてするわけですから、将来を期待されている若手や中堅のことが多く、責任感もあり、度胸もあってすばらしいと思う方も何人か一緒に仕事をすることができました。

  一緒にプロジェクトをする中で、間違いなく次世代のトップだと私が確信しており、実際に社内でもそう思われていた方の中には、残念なことにトップになる前に亡くなった方もおられました。(新聞でお名前を見て愕然としたことを思い出します。)また実際に社長になった方も数人おられるのですが、一番気になるのは、社長になるのが遅いということです。クライアント・チームでガンガン働いていた当時から、少なくとも数年後(大体40台後半くらい)には社長になるというキャリアが望ましいと私は思います。その当時から、それだけの実力、気概もある方々が、実際には、それより10年くらいたってからやっと社長に、というケースをいくつか目撃しました。もちろん私がすばらしいと思って尊敬の念を抱いていた方が、社長としてリーダーシップを発揮されるのは良いのですが、これで10年はやかったらもっと活躍できたのではと思います。

  企業のトップの仕事は物理的にも精神的にも激務ですし、よほどタフでないと勤まらないと思います。そこで、少なくとも40台後半にはトップにならないと、エネルギーが続かないのではないかと思います。世界は急速に変化しており、スポーツや芸術など他の世界ではどんどん若い人がはやくから活躍しています。日本のビジネスの世界ももっとこうした傾向が出てくると良いと思うのですが。。。

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