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 418日の日経新聞「経済教室」に私が書いた「富の創造、企業の革新で」20080418nikkei-ishikura.pdfが出ました。これは「漂流ニッポン:改革の条件」というシリーズの最終回でした。3月からいろいろ考えて、書いたのですが、何人かの方からコメントをいただきました。

 私は、「競争力」というコースを今、一橋ICSで担当しています。毎週2回クラスがあり、企業、都市、国、地域の競争力について、ケースなどを用いて議論していますが、回を増す毎に議論が活発になり、時間が足りず、ランチのシリーズまでやっています。

 またダボス会議で知られている世界経済フォーラムの国際競争力調査のアンケート部分などを一橋ICSが担当していることもあって、こうした意見を書きました。

 先日は、このデータの一部を用いたグローバルICTレポートについての会合にも参加したので、最近はこの点について考えることが非常に多いです。

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コメント

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  • コメント (2)

    • Taka Kanazawa, Mr.
    • 2008年 4月 28日

    石倉さん(タイトルを付けますと差が生じ本音の話ができなくなりますので、あえて「さん」呼びします)が日本経済新聞の経済教室に寄稿された「富の創造、企業の革新で」を拝見いたしました。石倉さんが述べられているように、ものづくりにおいて日本は優位にたっていますが、ホワイトカラーの生産性は残念ながらあまり高くないです。理由は、日本人が求める質があまりにも高く複雑であるために、作業をコンピュータに置き換えることが困難。それに比べ、小生が在住しているアメリカでは、作業をできるだけ簡単に細分化し、Yes・No、すなわちデジタル化ができています。それと、日本に多くの優秀な若い人たちが居ますが、残念ながら企業は彼らのやる気を阻害する傾向があるようです。理由として日本は減点法で評価しますが、米国は加点法で評価します。石倉さんが提唱されているサービス産業の創造、活性化には、日本的な軍隊式アプローチでは困難かと思います。アメリカのように自由にやらせば、よりクリエートが可能です。ただ、経営者の頭が古いので、新しいアプローチのやり方を知らないことが問題です。高度でなくてもよいですが、経営者専用のビジネススクールでも開講され、ビジネスのイロハを教えるべきです。経営者専門コースですので、週末、夜と彼らのスケジュールにあわせられるクラス(OnlineでもOK)を提供されるとよいですね!世の中がものすごい勢いで変革しており、情報も無限大にありますが、どのようにしてそれらに活用できるか教える必要があります。若い人たちにその気にさせ、それをいかにうまく企業の活性化に導くか、経営手腕ですね。
    政府は企業の寄付に関して税制度を変えるべきです。企業が大学への寄付により活性化するば、自然と税収入も伸びます。

    • yishikura
    • 2008年 4月 29日

    Taka さん、石倉です。コメントありがとうございました。ご指摘のように、日本の製造業の工場での生産性は非常に高いのですが、ホワイトカラーの仕事の仕方がほとんど本質的には変わっていない、そこで生産性が極めて低い(これはオフィスの状況や人の多さ、仕事の流れをちょっと見るだけですぐわかります)のだと思います。
     ICTの「活用」が非常に遅れている、その背景にはICTの本当の価値を知らないトップがまだ多いということがあると思います。
     こうした人たちにICTの価値を理解してもらえるようなコースをするより(今までいくつか試した経験からは、既得権益もあり、あまり期待できないので)これから未来を担う若い世代にこうしたICTの力を活用する方法を提供したほうが時間とエネルギーの使い方としては適当ではないかと思っています。

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