3月4日(木曜日)の午前中、アカデミーヒルズでグローバル・アジェンダ・セミナーの一環としてRoom to Read を始めたJohn Woodさんをお招きして特別セッションをしました。For English=> このセッションができそうという話を聞いて、Room to Readのことをほとんど知らなかった私は、「マイクロソフトでは出会えなかった天職」(Leaving Microsoft to Change the World)を読み始めました。電車の中などで時間を見つけて読んでいくうちに、何度も泣きそうになってしまいました。

たまたま前日3月3日の夜アメリカンクラブで「著者に聞く」というプログラムがあり、その「著者」がJohn Woodだと知って、(時間に追われていたのですが)、無理やりお願いして参加させていただきました。このセッションで、いかにJohnがカジュアルで気安いパーソナリティの人なのか、というのがわかったので(アメリカンクラブでの話はOprah、 Bill Clintonなどが登場する-Johnはその光景が目に浮かぶようにとてもうまく話をします)、木曜日のセッションもなるべくInteractiveにそして参加者が気軽に質問できるようにしようと考えました。

木曜日のセッションでは、まずJohnの、10年目を迎えたRTRの状況、中でも3年前にできたばかりなのに驚異的なスピードで活動が行われている日本Chapterの話から始まりました。それからすぐ質疑応答に入り(私との対談ということになっていたのですが、それより平日の午前中に来てくださった30名位の方々の質疑応答の方が良いので)、いろいろな質問が飛び交いました。Johnの話からは実際の活動の様子を垣間見ることができて、とても興味深いものでした。

特に私の印象に残ったのは、RTRのビジョンである

「教育こそ、世界で一番目を向けられていない課題。教育があれば、貧困から抜け出せることができるし、大きな機会が生まれる」

「生まれた場所、時、両親にかかわらずすべての子供は教育を受けるべき」

「ただ援助や寄付を一方的にするのではなく、その地域の人にも参画意識をもって何かしてもらわないと長続きしない(レンタカーを洗車する人はほとんどいないという話にも通じます)」 労働でも何でも良いのでその地域の人に何かしてもらい、自分たちのものだという意識を持ってもらうことが必要

「いろいろ説得してもダメな場合はだめ。それをあきらめることが肝心。とかく一生懸命になりすぎて何としても説得しなくてはとこだわってしまうことがある。すべてをできるわけではないから、あきらめることも肝心」

「野心的な目標を持てば野心的な人を集めることができる。大きな目標をたてる、どうしたらできるかわからないが、高い目標を持てば、みなで何とかしようという気になる」

特に最後のコメントはとても心を打たれました。私も「目標は高く持とう、子供時代の非現実的な夢を持ち続けよう!」といっているのですが、そうした高い目標がそうした傾向の人への大きな魅力になるということは考えていませんでした。

いろいろなイベントがあり、時間にも追われた1週間でしたが、Johnを知ったことは最もすばらしいことでした。これからどう行動するか、野心的な人になれるか、私自身にとってもチャレンジです。