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このブログでも何度か書いていますが、2001年から始まったポーター賞が、今年は10周年を迎えます。ポーター賞は、「日本企業には戦略がない」と、「日本の競争戦略」(ポーター、竹内)で断じたハーバードのポーター教授に対抗?して、一橋ICSが事務局となって、ポーター教授自身の名前を冠して始まりました。目的は、日本企業(や事業)にもユニークな戦略を持ち、すぐれた収益性を維持する企業がある、またそうした企業を世界に知らせよう、また日本企業にこうした考え方を普及・徹底しようというものでした。

ポーター教授は、私のハーバード・ビジネス・スクールにおける指導教授でもあるのですが、日本への思い入れはとても強く、常に厳しく、そして日本の将来に向けた発言やアドバイスをしてきています。企業の競争戦略だけでなく、国の競争優位性、地域クラスターの考え方、ヘルスケアへの提言、そして最近では、企業、政府、NPOなどが協働する社会的活動(Shared Valueの考え方)についても、積極的に理論を展開、実証研究、各種の活動をしています。私にとっては、大学院時代の指導教授であるだけでなく、常に新しいチャレンジをする、その時々に脚光をあびた理論にたいしても敢然と戦う、そして疲れを知らない人(そして私にとって、もっと重要なのは、大学時代All Americanのゴルフ部、ボストンマラソンを走ったことがある?らしい人)です。

今年はポーター賞10周年ということ(それにこれまでICSのリーダーであった竹内がハーバードに移るので、私が担当になった!)こともあって、大きな(というか意義のある)イベントをしたいと計画しています。いろいろなネットワークを用いて、応募企業を探す、書類を準備するアドバイスをする、など今さまざまな活動をしています。

非常に興味深いのは、業績があまり良くない業界や企業、日本の景気など一見暗い話が多いと思われる中、実はユニークで収益性が良く、元気な企業がかなりあることです。こうした企業は(そこに働く人もですが)、みなあきらめたりせず、良く考えてチャレンジしていて、とても魅力的です。仕事をするのなら、こうした企業で働きたい、こうした企業や組織を作りたいと思います。ポーター賞についてはこちらをどうぞ。

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