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このブログでもご紹介したように、9日の午後と10日一日、ニューヨークで開かれた世界経済フォーラムのワークショップに参加しました。For English=> 全体タイトルは、「第4次産業革命の中で、すべての人を含みダイナミックな経済を構築するには」。世界経済フォーラムではここ数年第4次産業革命を中心に、社会のいろいろな側面への影響について、また課題の解決方法について議論しています。私は2週間ほど前にあった天津でのサマーダボスでも関連したワークスタジオのモデレータをしましたし、今回も主に民間企業を対象としたワークショップによんでいただきました。たまたまニューヨークにくる予定があったので、少し調整して、9日の午前11時過ぎにJFKに到着してすぐ、午後から1日目のセッションに参加しました。1日目は、この分野において世界経済フォーラムが推進する2つのプロジェクト〜「将来の仕事への準備」プロジェクトと「スキルが新しい人材関連市場の単位に」というプロジェクトーが民間企業に紹介され、消費財、航空機、旅行・ツーリズム、そして金融サービスという4つの業界を取り上げ、それぞれの業界でどんな仕事の変化が起こるかについて、また業界を超えた連携活動の可能性などについて議論しました。その後、以前は、一生仕事を保証する役目を担っていた大学の学位や履歴書、このような単純な単位を資格の基礎とするのではなく、スキルを基本単位にしてはどうか、そのために必要なスキルの定義、評価、確認のフレームワークをどうつくるか、を議論しました。1日目の結論としては、業界によって今後の仕事の展望は違うため、ひとつのアプローチは難しいが、一企業を超えた業界レベル、業界をまたがったレベルでの協働ができると思われること、またスキルをベースとした採用、昇進、業績評価の方向を目指す中、グローバルとローカル、動的静的なせめぎ合いがあることなどが議論されました。

2日目も2つの小グループでのセッションが行われました。2日目は少し抽象レベルを高め、より広い視点から、経済的価値とは何か、第4次産業革命の中での、雇用創造戦略、プラットフォーム経済におけるビジネスモデル、第4次産業革命におけるソーシャルセーフティネットのありかたについて、企業、政府、NPO、教育機関それぞれの役割について、1つのテーマをさらに2つにわけて議論しました。私は雇用創造戦略のグループにいたのですが、2022年までにふえる新しい役割・仕事の方が、なくなる役割・仕事よりずっと大きい、という中で、市場に任せておいて良いのではないか、タスクを中心としたり、契約での仕事の仕方(フリーランスを含む)を「いわゆる」雇用に加えて考えることなどが議論されました。午後からは、プラットフォーム経済におけるビジネスモデル、セーフティネットの再考などをテーマとして議論しました。

時差もあり、睡眠不足の中で、英語でこうした議論をするのは、なかなか大変でしたし、私が担当したレポートがあまりすっきりしなかったり、午後になるととても眠くなって集中度がさがってしまうこともありましたが、私が今一番興味をもっているテーマについての議論はとても役に立つものでしたし、日本の位置づけや今後などについても考えることができました。招待メールを見逃していて締切をすぎてしまってから申し込んだのです、以前からの友人だけでなく、新しい人たちとも知り合い、具体例を聞くことができて、とても有意義でした。(それを終えた後、がっくり疲れが出たようですが。。。)

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