hq_ps-38_th_ks-005.jpg St. Gallen SymposiumKeynoteセッション(ここからVideo Streamがみられます)の中でとても印象深かったのは、Financial TimesAssociate EditorであるMartin Wolf氏の話でした。かなり早口ですが、何しろウィットに富んでいて、内容ももちろんですが、質問への答えなど、さすが!と思いました。 その場で、臨機応変に、聞かれたことに簡潔かつポイントをついた答え方をするのは、かなり経験をつむことと、幅広い教養が必要なのだと思いました。歴史、哲学、芸術など、今回このSymposiumに来て、こうした教養の深さと広さを痛感しました。こうした知識や素養がとても不足している私には、非常に良い刺激となりましたし、同時に、若い時にこうした教養をつけることの重要性は強調してもしすぎることはないと思いました。 

  内容とプレゼンテーションの迫力でもうひとつとても印象的だったのは、インドのITCを創業したY.C. Deveshwar会長の話です。インドの全体像(世界のGDP、人口、土地、水、に占める割合など)を紹介しながら、いかに農業に依存している人が多く、貧しい人の比率が高く、識字率が低いかなど、を説明した後、デジタル技術を活用して、それを解決しようとしている様子を紹介しました。  1日目から司会をしているChairmanLord Griffith of Fforestfachもいっておられましたが、高い志、壮大なビジョン、あふれるようなエネルギーからなるスピーチのすばらしさには、圧倒されてしまいました。後で話をしましたが、要するに、やる気があるか、Mindの問題だといっていたのが印象的でした。  

 ICTなどの技術は「どう」使って「何を」するか、が鍵であり、それを考えずに、技術のメリットやデメリットを議論してもほとんど意味がないのではないか、と思いました。 

  すっかりリラックスしてのぞんだはずの2日目だったのですが、その前の晩に突然CNBC Europeがインタビューしたいといっているがどうか?といわれました。喜んで!(何でもやってみるのが私のスタイルですから)といったのは良いのですが、朝7時50分からといわれて、ちょっと寒い中、朝はやくから会場に来ました。簡単な打ち合わせをして収録したのは良いのですが、これはぜんぜんうまくいきませんでした。一応ポイントを考えてはいたのですが、はっきりしたメッセージのない、繰り返しの多いコメントになってしまいました。後で、キャスターに「うまくいかなくて悪かった」といったら、「朝早かったからね」となぐさめられました! ポイントをまとめておくのと、テレビの画面でインタビューされるのはだいぶ違うと思いました(ずっと以前、ダボス会議に初めていった時にテレビでよく見ているBBCのキャスターNick Gowanにインタビューされました。その時は、怖いもの知らず!という感じで、いいたい放題ーつまり簡潔で明快なメッセージーーいっていたことを思い出しました。いろいろ言おう、まともなコメントをしようとするとかえって駄目なのかもしれません。) 失敗からも、どう学ぶか、教訓の多い会議でした。