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バナーにもいれていたし、ある程度注目はしていたのですが、今週は社外取締役をしている企業の大きなイベントや私たちのチームが主催している明日のセッションの準備などで忙しく、ダボスで行われている世界経済フォーラムの年次総会のビデオなどほとんど見る暇がありませんでした。For English=> 

私は世界経済フォーラムのShaping the New Economy in the Fourth Industrial Revolutionという会合に何度か出席(ほとんどバーチャル、一部天津、ニューヨークの会合)したので、ダボスでも使われた(はず)のDialogue Series on New Economic & Social FrontiersのWhite Paperはレビューしていました。

これは、4つのテーマー「第4次産業革命における」1。経済価値 2。データなどを中心とした市場集中、3。新しい仕事の創造、4。社会保証ーについて、議論や考え方の現状、その対応策がまとめられているレポートなのです。私が一番関心を持っているのは、3の新しい仕事なのです。3については具体的事例がいくつか出てきていてわかりやすいのですが、残りの3つについては、重要なテーマではあるのですが、かなりアカデミックで抽象的な議論になっており、かつ現状の理解、対応策いずれも、多様な考え方があり、一言でまとめられない、というのがメッセージでした。

要するに、いろいろな意味でこれまで当たり前と考えられてきた経済価値を測るGDP、市場集中の基盤としてのシェア、社会保障などを基盤から揺るがすような変化が起こっているということだと思います。まさにその通りなのですが、ではどうしたら良いのか、という点はなかなか捉えどころがなく、自分で考え続けなくてはならない、というのが感想です。

それだけ世界のあらゆる側面に大きな影響を及ぼす力(主にテクノロジー)によって、全く違う世界が開かれつつあるということだと思いますし、こうしたこれまでにないような大変革に直面して、世界中である種の混乱や不安が見られるのは当たり前だとも思います。でもこれまでの歴史を見ると産業革命によって今の変化と同じような社会の変化があったのだろう、だから今の激動も全く新しいものではないのではないか、とも感じます。皆自分が経験していることや直面している不安や懸念はこれまでにないものだ、と思いがちですが、こうした歴史や激動をクリアしてきた、ともいえるのではないか、と思い当たりました。

それにつけても、団塊の世代の私は、かなり違う時代をまたがって生きているのだなあ、そしてそれはすばらしいことではないか、と感じ始めました。これからは、生まれた時からデジタル、なんでもテクノロジーでという世代が社会の中心になって新しい世界を作っていくわけですが、それとはまた違う経験をもちつつ、デジタルにも触れられるのは、すごいなあ!とちょっとうれしくなってしまいました。不安だから暗くなる、とか心配でたまらない、というのも一つの見方考え方ですが、全然違う時代を超えて生きていると考えると、こんなにエキサイティングなことはないのではないか、とてもラッキーだと思います。

世界経済フォーラムからかなり話が飛んでしまいましたが、リーダーが集まっていろいろ議論するのは参考にはなりますが、最終的には自分はどう生きるか、何を目指して毎日を過ごしていくか、ということではないでしょうか。

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