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ここ数日の間に何度か「やりがい」「感動」という言葉が心に残った出来事がありました。今ICSで教えている「競争力」のコースでは、昼の時間帯にクラスの学生とランチ・シリーズという自由に話をする時間を作っています。「参加は自由、ランチは自分で持ってくる、飲み物とチョコレートなどお菓子は私もち」というプランで合計6回やったのですが、次第に多くの学生が参加するようになり、コースが進むにつれて話題も広がってきました。

最終回となった金曜日は、その前に3人の社会活動をしているゲストを招いたこともあり、若い人がやりがいのある仕事や生活をしているか、という話題になりました。学生の出身はいろいろな国なのですが、アジアの国(たとえばマレーシアなど)では若者が希望にあふれていて、これからは自分たちの時代だと毎日の生活や仕事にやりがいを感じている。一方、高度経済の国(ヨーロッパの一部)では、仕事は生計をたてるための手段であり、月曜日の朝起きるのがつらい、起きられない若者が増えてきているという話を聞きました。日本の若い人も元気がない人がかなりいる(一方、3人のゲストのように何とか自分のできることをしようと活動している人たちもいますが)みたいでそれについては何をしたら良いか、などという話になりました。

月曜日に起きられない、仕事や生活にやりがいが感じられない、というのはとても悲しいことだと思います。(という私も、ずっと以前、担当していたチームが全く機能しなくなって、月曜日に起きるのがとても辛かったこともあります)

そう考えていたら、昨日4月24日の日経新聞夕刊5面に安藤忠雄さんの「好奇心の源泉:大切な10代の感動体験」というコラムが出ていました。(WebサイトからURLが探せるのかもしれませんが、まだできない!)「好奇心の原点は感動と探究心」という言葉、好奇心と知識がスパイラルになっていくという考え方は全くその通りだと思いました。「家をつくる仕事はこれほど人を夢中にさせるものかと思った」という言葉もとても心に響きました。私もすばらしい人に出会った時に、「これだけ私がすごいと思って憧れてしまう人の心を奪っているxxという分野や仕事は一体何なのだろう」と思うことがあります。それだけでもその分野や仕事についてもっと知りたいという気持ちになります。 こうした人、芸術、もの、出来事に出会う機会、直接触れてその圧倒的な力を感じる機会をどう増やすか、が大事だと思います。

私自身は大学時代に留学した時に強い印象を持ったことをはじめ、今でもこうした機会にとても恵まれています。「私がやってきたことをすればよい」といっているわけではありません(時々、最近このように誤解されることがあるので)し、私自身も若い時にもっといろいろな分野を知る機会があったら良かったのに(最近特にいろいろ新しい世界が拓かれていると感じているので)とも思いますが、どうすれば多くの若い人が自分自身で体験してもらえるのか(いくら人に聞いてもだめなので)を考えることが多いです。

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コメント

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  • コメント (2)

    • Ueno
    • 2010年 4月 25日

    Hello Yoko-sensei
    I fully agreed with your opinion.
    Fortunately I have many opportunities to be impressed, to know “New” and “Innovative” knowledge and to share accomplishment with team members through my job last 2 years , which is “Just simply Sales”.
    Still looking forward on Monday morning !
    Best regards

    • yishikura
    • 2010年 5月 02日

    Ueno san, this is Yoko Ishikura. Thanks for your comment. It is nice that you have many opportunities. I hope many more people have as well. It is nice to have Golden Week holidays, but it is also nice to be excited about your work.

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