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新型コロナウィルスの影響でいろいろな会議やイベントがキャンセルになって、時間ができたのですが、コンサートや演劇などもほとんどが中止という状況の中で、オンラインでの取り組みとともに、以前から読もうと思っていた本―気楽に読むというより、考えながら読む本―を読んでいます。通常、まとまった時間がなかなか取れないので、毎日SNSなどで記事を追ったり、メールで来ているレポートを読んだりということが多いので、こういう機会にと考えました。

先日ご紹介した安宅和人さんの「シン・ニホン」もそのひとつですが、落合陽一さんの「2030年の世界地図帳」もそんな本だと思います。(数日前にこの二人の対談がありました。ー今みている最中です)落合さんは、以前ある会合で会ってから、この人はすごい!と思って、本を読んだり、講演や展覧会などにいっています。(SNSのビデオや講演はとても早口なので、何度か聞かないとわからない!)とても読みやすい本(0歳から。。。「日本再興戦略」もあるのですが、「デジタルネイチャー」「魔法の世紀」などは私がテクノロジーにそれほど詳しくないこともあり、一度読んだだけではわからないものもありました。(何度か読んでやっと概要がつかめた)

「2030年の世界地図帳」は、SNSで見てすぐ予約をして、Kindleで読んだのですが、もっとテクノロジーよりだろうと思っていたのが、はじめにの部分で、SDGsが中心テーマであることを知って、ちょっとびっくりしたことを覚えています。また図やグラフなどが多いことから、紙の本で読んだ方が良いと落合さんがいっていた?ので、早速書籍として買いました。今回もう一度読んだのですが、この本はどなたにとってもお勧めだと思います。

SDGsについては私も関心を持っていますし、昨年急に企業の関心が高まったこともあり、ある程度の知識は持っていました。

「はじめに」にある「地球規模の新しい枠組みとしてのSDGs」という位置付け、どのようにそれを捉えたら良いか、そして私がほとんど聞いたことがなかった「デジタル発酵」という考え方が、まず目にとまりました。

「4つのデジタル・イデオロギー」という考え方も興味深いと思いましたし、2章以降のSDGsの中のテーマをそれぞれ、歴史的な側面や地政学的に、そしていろいろな関連を持つものとして説明してある点も、私が全く知らなかった側面をひらいてくれるような気がします。

SDGsをヨーロッパ・デジタルから見て、日本のこれからの姿を示唆している第4章は「そういうことだったのかーヨーロッパの話」と「なるほどーデジタル発酵でのイノベーションという日本の目指すべき方向」の2つの点でとても参考になりました。

「デジタル発酵」はまだ実感がないのですが、そのための7つの対立軸はもっと考える必要があると思いました。特に、新型コロナウィルスが世界を分断し、これまでの前提が刻一刻崩れる中で、ここに挙げられている対立軸からどう捉えたら良いのかな、と感じています。

読みやすいのですが、情報量は多く、かなり複雑な分野を扱っているので、私もですが、何度か読む必要がある、また今世界で起こっていることと考え合わせてみると良い(かなり難しいですが)と思います。ぜひ紙の書籍で読んでください。

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