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 大きな方向性を考え、常に自分の活動が、目指している方向と大きく違っていないか、というBig Pictureを考えることも大事ですが、きめ細かい対応、細部への注意も同じように大事だと痛感することが最近、いくつかありました。
 ひとつは、私が担当しているコースやセミナーにおける出来事です。ICSの「競争力のコース」では中間レポートや最終試験をしましたが、このコースをとった30名の学生のそれぞれがかなりの時間を使い、いろいろ考えて、レポートを書き、最終試験(4時間です)の問いに答えたかが明らかでした。そこで、それぞれに対して、個別にフィードバックをしたほうがよいのではないか、と考えました。実際、そのためには時間がかかりますし、学期末は時間に追われているので、いつも個別に会ったり、詳しいコメントをする余裕がないことが多いのですが、今回は、そうしたほうがよいのではないか、と思って実践しました。 
 同様に、アカデミーヒルズで1年がかりでやっているグローバル・アジェンダ・セミナー(GAS)でも毎回、約50名の参加者に、配布資料を読んで事前課題について何か書いてくるという宿題を出しています。こちらもみな仕事を持っているので、なかなか大変なのですが、それぞれかなり時間を使ってレポートをまとめてきます。そこで、こちらもそれぞれのレポートを読んで、よいものを選び、それを紹介したほうがよいのではないか、また全体としての傾向をレポートを事例にしながらコメントしたほうがよいのではないか、と考えました。こちらもかなり時間がかかるのですが、何とかやっています。
 こうした気持ちになったのは、多分、私が日ごろ書いているブログやGASのためのWeekly Newsletterに対して、コメントをくれたり、励ましたりしてくれたりすると、私自身とてもうれしい気持ちがするし、また続けようという気になるためだと思います。
 一方この間やったセミナーでは、事前に会場を自分の目で確かめて、施設や機材などをチェックするという基本をしなかったので、最初がスムーズに始まらず、かなり焦ってしまいました。いつもはみなに「ちゃんと準備をする、きめ細かく対応する」ことが大事といっていたのに、自分で実践できず、かなりの反省点になりました。
 Big Pictureも大事ですが、きめ細かい対応はちょっとした努力でできるものですし、またそれだから忘れがちになると思います。両者とも常に忘れてはならないと再認識しました。

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コメント

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  • コメント (2)

  1. すごく共感します。私自身、「英語によるDiscussionの取り方」を教えていますが、最近、毎回一人一人に「あなた**という発言が**の**という発言を引き出し、それが**という形に発展し。。。」とフィードバックをしていますが、そうすると次の回、別人となって戻ってくる人が多い。それだけ多くの人が自分の発言に自信を持たないで帰っていっている。ちょっとした一言が大きな違いを生むということを最近感じます。めちゃくちゃこちらに負荷がかかりますが、きめ細かい対応、本当に大切だと思います。

    • yishikura
    • 2010年 7月 01日

    大塚さん、石倉です。コメントありがとうございます。きめ細かい対応、時間とエネルギーが必要なので大変ですが、効果も大きいですよね。逆にいえば、きめ細かい対応ができるだけしか活動しないというのもひとつの考え方かもしれませんね。

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