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昨日24日夜、先日芸劇で見た落合陽一x 日本フィルの双生する音楽会オンライン版を視聴しました。For English=> 落合さんのTweetなどからオンライン版はかなり違うのだろうと推測していたのですが、予想以上に、リアルとオンラインは、ほぼ別のもの!という感じがしました。最初のベートーベン交響曲第7番はよく聞くものだったのですが、ホールで見るとオーケストラ全体の印象と音楽が印象に残るのと比べて、個々の演奏家のアップの画像などが次々出てきて、それぞれの人にずっと近い感じがしました。(実は、ホールで聞いた・見た時に、指揮者以外の演奏家が緊張のせいか?かなり硬い表情であまり楽しそうでないなあ、と感じていたのですー特にリモートで参加している各国の演奏家がいかにも楽しそうだったのと比べて)。個々のアーティストの映像はずっと脈動が感じられるようでした。どんどん演奏家がいなくなるハイドンの告別、ガブリエりとベルトの2作品は初めて聞いたので、ホールの空間をうまく使っているのがリアルでも印象的でしたが、映像になるとまたひと味違うような気がしました。

第1部で一番印象的だったのは藤倉大さん作曲の”Longing from afar”です。リモート用に作曲したもので、その前にやはり芸劇であったボンクリでも演奏されましたし、大さんのTweetなどで色々なバージョンを見ていたのですが、これだけ世界各国のアーティストと一緒に演奏している、それもすばらしいビジュアルと共に、というのは画期的だと思いました。3次元のビジュアルの迫力がオンラインだと直に感じられて、素晴らしかったと思いました。そうか、こういうことだったのか、と思いました。

第2部の前に出てきたリハーサルやこれまでの議論もとても興味深く、こうやってこのプログラムができてきたのか、を垣間見ることができました。

第2部はストラヴィンスキーの「兵士の物語」。今までにも聞いたことがありましたが、この作品はオンラインのビジュアルの魅力を最大限に示しているように感じました。リアルの会場で見た機材?がこうした形で映像で出てくると、感じ方が全然違うと思いました。

こうした新しい試みは準備も大変だと思いますが、どんどん続けていければ良いと思いました。最後に「双生する」と出ましたが、そうか、こういうことなのか、というのが、リアルとオンライン版両方見るとわかりました。たまたまですが、このコンサートのことを見つけて、参加できて、とてもハッピーでした。

こうした試みは、今後集まってコンサートができないような場合でも、リアルのオンライン版というより、それ自体独立した新しいコンセプトと位置付けることができるのではないか、と思いました。

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