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グローバル・リーダーやグローバル人材を開発しようという動きが最近良く見られます。東京に1週間いる間に2社の取締役会に出たのですが、いずれでも課題のひとつは「いかにグローバル化を進めるか、そのために必要な人材は。。」というものでした。私からみると、「30年前から同じことをいっているのに、いまだにいっているということは、ほとんど成果があがっていないのか」とも思えます。「若い世代に世界で活躍してほしい、そのためには。。」は、いつもいっていることですし、私自身は、ICSでここ10年間英語でMBAを、4年前に黒川清さんと「世界級キャリアのつくり方」を、今年はアカデミー・ヒルズでグローバル・アジェンダ・セミナーを、日英のブログなど、皆小さなプロジェクトですが、そのための活動をしているつもりです。あまりに話を聞いたので、この数日間、考えたことがあります。

たまたま社内報用のアンケートで「宝くじで1億円あたったら何をしますか」というものがありました。そこで「世界の誰でもアクセスできる情報データベース、議論のためのプラットフォームを作りたい」(でも1億円ではできないので、最初の一歩でも)と答えました。プラットフォームのコンセプトは前からやりたいものなのですが、技術的にどうやるのか、1億円でどこまでできるのか、わからなかったのです。一方、Ustreamについてもいろいろ聞いていて試したことがないので、若い友人に教えてもらうように頼みました。良く考えると、Ustreamなど新しい手段が使えれば、私がやりたいこと(英語で課題について誰でも自由に参加して議論ができる、解決案を実行するまでプロジェクトを展開するなど)が意外に簡単にできるのではないか、と思いました。

今書いている個人のキャリア戦略本(数日前にコメントをいただいたのでこれからまたとりかかりますが。。)でもいっていますが、大げさに考えず、すぐ身近な所から始めることが大事だと思います。

IMG_6403この間やった高校生のための次世代リーダー養成塾でも、世界に船出しよう!という話をしました。話をした後で、ちょうど増刷になっていたことを思い出し、思い立って「世界級キャリアのつくり方」を皆さんに送ったら、左の写真を送っていただきました。このエネルギーと笑顔を見ると、高校生など若い人たちに働きかければ、グローバル人材はすぐ手に届く所にあると確信します。

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コメント

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  • コメント (4)

  1. 石倉さん
    私もまったく同感です。AFSの活動に10年以上参加していてつくづく感じます。とにかく高校生などの若い人を一人でも多く海外に送ること、それがいちばんいい方法だし、それしかないと思います。若いときに一度日本の外に出ていれば、その後は自らが進路を選びながらグローバル人材に育っていくのです。10年後でも20年後でも30年後でもいいじゃないですか。必ず広い視野を持った日本人が増えていきますから。まずは手の届くところからですね。いつも石倉さんがおっしゃっていて、実行されていることです。私も見習います。

    • Nobuo Toyokura
    • 2010年 8月 09日

    「グローバル人材の育成に限らず、どんなことでも大げさに考えず、すぐ身近なことから始めることが大事」、そのとおりで、先生のパワフルな活動には常々敬服しております。
    しかし、「30年前から同じことを言っているのに、いまだに言っているということは、ほとんど成果があがっていないのか」、そのとおりで、社会や企業の仕組みに本質的な
    問題があるとも考えられます。
    要するに多面的な取組みが必要だと言うことのようですが、それには危機感のベースをどこに置くかが鍵のようですね。(豊蔵信夫)

    • Risako Tamura
    • 2010年 8月 16日

    石倉先生、こんにちは。

    日本の次世代リーダー養成塾にカナダから参加しておりました
    田村理沙子と申します。

    ブログを拝見させていただく中で、今先生がWhistlerにいらっしゃると知り
    勝手ながら親近感を持たせていただきました。

    先生からいただいた、直筆サイン入りの「世界級キャリアのつくり方」は
    私の宝物です。本当にありがとうございました!
    私も先生のように国際派プロフェッショナルになれるよう、
    これから頑張っていきたいと思います。そして先生にまた、お会いできますように。

    • yishikura
    • 2010年 8月 17日

    石倉です。Toshiko さん、豊蔵さんへはお返事したと思っていたのですが、今田村さんにいただいたコメントの返信をしようと思って、みてみたら、出ていませんでした。コメントありがとうございました。お返事が遅れて、大変失礼しました。

    若い時の驚きや感動はとてもインパクトが大きいと思うので、なるべくそうした経験を多くの人にしてもらいたいと思います。

    スポーツ選手は最近、ゴルフでも、スケートでも、若い時から世界でやっている、一人だけでなくてある程度の「数」でやっている人たちが、活躍しています。これはポテンシャルがあるのだからやればできる、機会を大人がつくれば良いということだと思います。

    田村さんはカナダなのですね。コメントありがとうございました。私はここ10年以上、夏はカナダに来ています。10月には会合があるので、モントリオールに初めて行けそうです。楽しみにしています。

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