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 7月のはじめにNHKの「プロフェッショナル」という番組に、将棋の羽生さんと森内さんが登場したことがあります。私はお二人ともちょっと知っているのと2人が戦った名人戦がすごかったことを聞いていたので、番組を見たかったのですが、たまたま海外にいたので、DVDに録画しておいてもらいました。

 やっとそのDVDをこの間見たのですが、勝負の世界の厳しさとともに、お2人が最後にいった「プロフェッショナルとは」という問いに対する答えがとても印象的でした。森内さんは、「常に新しいことにチャレンジして、現状に満足しない」、羽生さんは、「24時間365日プロであり続ける」といっていました。森内さんの「常に新しいことを」というコメントは、名人戦で森内さんがカド番だった対局において、すごい手を打ったことと考え合わせるととても意味の大きな言葉だと思いました。その手を見て羽生さんは「率直にいってすごいと思った。ああいう局面ではあの手は普通打てない」というコメントをしていました。

  特に私に印象深かったのは、羽生さんの「24時間365日プロであり続ける」というコメントでした。この言葉を聞いたときは、しばし呆然としてしまいました。この言葉はものすごい重みを持つと思い、「身が引き締まる」気持ちになりました。 私も「世界級キャリアのつくり方」を書いたことなどで、「プロフェッショナル」について考えることは良くあるのですが、これだけすごい定義を聞いたのは初めてでした。そして、これこそ将棋という厳しい勝負の世界ですばらしい実績を残してきた羽生さんの背景にある姿勢なのだと思いました。 

  仕事の場や時間帯ではプロフェッショナルでいようとは思っていますが、そうした姿勢と、24時間365日プロフェッショナルであり続けるということは全くレベルが違うと思います。こうした要件を聞いただけでこのDVDは意味があったと思いました。レベルが全く違う人に会うこと、触れることは、それだけでInspiringです。

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コメント

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  • コメント (2)

    • ゆっち
    • 2008年 9月 10日

    石倉様

    私もリアルタイムで見ました!
    本当にすごい戦いでしたよね。おふたりとももう常人には計り知れないレベルで戦っているというか。胸をうたれました。

    「天才 VS 秀才」だなあと思いました。

    私が印象的だったのは、石倉先生がおっしゃるとおり最後の羽生さんの「24時間365日プロであり続けること」のところと、勝負が決まってから一夜明けた翌日の朝のホテルのロビーには森内さんの姿がなく朝一番の電車で帰ったというナレーションのところでした。「負けず嫌いだな~、さすが勝負師!」と思いました。羽生さんはその後も快進撃ですね♪

    私も羽生さんにはとても及びませんが、プロとしての心構えは常にもっていたいなあと思い、今後の社会情勢、自分のキャリアを踏まえ、ピンでもやっていけるように、US CPA資格をとるか弁理士資格をとるか検討中な毎日です。

    こんな風に思えるようになったのも先生のご著書におかげです。感謝しております。

    • yishikura
    • 2008年 9月 12日

    ゆっちさん、石倉です。コメントありがとうございます。
    とてもすばらしいレベルでやっている人を見ると、それだけで刺激されますね。スポーツでも音楽でも、何でもそうですが、心を打たれるという気がすると同時に、私もがんばらねばと思います。
    くじけること、負けることがあっても、常に前向きで、また気分一新で始めることが秘訣だと思います。

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