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  ニューヨークの魅力のひとつは多数の文化的イベントがすぐ近く(ほとんど歩いていける距離)にあることです。美術館などももちろんですが、私がいつも楽しみにしているのは、コンサート、演劇・ミュージカルなどです。今回は、音楽、オペラなどは、まだ2008-2009年のシーズンが始まっていないので(9月の下旬からOpening Galaがあって、シーズンが始まります)、カーネギー・ホールもリンカーン・センターも何もやっていなかったので(ニューヨーク・フィルはヨーロッパツアー中でした)、ちょっと残念でした。(ついたその日の夜9時半からJazzクラブに行こうとしたのですが、結局Standbyで30分くらい並んだ後、売り切れ(Sold Out)といわれて、すごすごと帰ってきました。でも列に並んでいる人たちの多くがMusicianらしくて、知り合いが多く、音楽の話を聞いているだけで、NYCに来た!という感じがして、とてもハッピーでした)

  今回はそこで、ブロードウェイに集中し(何しろ夜がそれほどないので、友人と会ったりするディナーとJuggleしなくてはなりません!)、結局4Showを見ました。こうしたイベントは、観客のプロフィールもいろいろなので、それを見ているだけでも興味深いです。例えば、カーネギー・ホール、リンカーン・センターなどのコンサートとロングランをしているミュージカルの観客などは全く違います。今回見たShowも多様だったこともあって、観客がそれぞれちょっと違ってとてもおもしろいと思いました。

 今回、みたのは、まず、昨年のTony賞ミュージカル受賞作品のSpring Awakening(これは最初に見たせいもあり?ちょっと英語がわからない所がありました。=>後日談:これは英語がわからなかったのとともに、原作の時代背景を全く知らずに見に行ってしまったためらしいということがわかりました。。。典型的なミュージカルのストーリーというわけではなく?新しい試みだと思いましたし、主役級がHunter Parrish, Gerard Canonicoと若い人に人気がある人たちであったためか?観客に若い人がとても多くー普通ブロードウェイは結構年齢がいっているカップルなどが多いのですがー熱狂的でした)―今度日本で劇団四季が上演するとも聞いていたので、東京にいる時に切符をオンラインで買いました!)、それから、今年のTony賞のBest ActressPatti Lu Pone, Best Featured ActressLaura Benanti, Best Featured ActorBoyd Gaines3人が出ているGypsy(これはかなり長くやっていますが、3人もすばらしい俳優がそろっていることはあまり無いので、見に行きました。さすがプロフェッショナル!という感じでした)です。

  それから日曜日のマチネーで、今年のTony賞のミュージカル In the Heightsをみましたが、これはOff Broadwayから始まってBroadwayに来たミュージカルでほとんどがオリジナル・キャストだと思いますし、Latin風のダンスもストーリーもすばらしく(見た後、元気になるような、良くあるニューヨークらしいミュージカルのストーリー)、出演者が本当にハッピーそうだし、誇らしく踊っているので、私もやる気になってしまいました。また、若い人だけでなく、俳優の中でも年齢がかなり高いAbuela Claudia役をしたOlga MeredizTony賞にNominateされたそうです)が圧倒的な存在感でした。観客はツーリストというよりは、NYCの人が多いような感じで、こちらも熱狂的なStanding Ovationでした。終った後、観客がLatin風のダンスをしながら、外に出るのを待っていたのが、とてもNYCらしいと思いました。(音楽も良く、本当に踊りたくなるような気分にしてくれるミュージカルです)

  そしてNYC最後の夜の今晩は、Equusを見ました。Equusはロンドンで大ヒットして、9月下旬からBroadwayでオープンするPeter Shaffer作の演劇です。(今はPreviewです) Harry PotterDaniel RadcliffeとベテランのRichard Griffiths というすばらしい俳優の2人の組み合わせが話題になっていたのと、数少ない月曜日夜にやっている演劇だったので行ったのですが、本当にすばらしいと思いました。この作品は日本で劇団四季が上演した時に見ているのですが、今晩見た直後は、ちょっとショックで、とても印象が強い劇した。考えさせられるテーマなので、皆シーンとしてみていましたが、こちらも終った後は、主役の2人に熱狂的なStanding Ovationで、感動的でした。

  NYCでいろいろなイベントに参加すると、いつも本当にプロフェッショナルだ!と感じます。こうした人は、皆「24時間365日プロである」という意識でやっているのだと思います。競争も激しいですが、観客も良く知っているし、やりがい・プライド・プロ意識、いずれもすばらしいと感じます。

 私は劇団四季のケースを書いたこともあり、ミュージカルや演劇などの台本、製作、マーケティング、公演という多彩な活動をどうマネージしていくのか、またその時代ごとの観客の好みの変化、事業としての収益性などにとても興味を持っています。こうした活動は他の業界にも参考になることがとても多いと思います。観客の違いにも関心があるのは、こうした理由からです。

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