MOCMEP12月12日からボストンのハーバード・ビジネス・スクールで「競争力」に関するワークシMOCョップに出席しました。For English=>  例年12月の今頃開かれるこのワークショップは、ハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・E.ポーター教授が10年近く前に始めたMicroeconomics of Competetitivenessという新しいコースのために行われているものです。私はこのコースがハーバード以外に公開され始めた(今は世界90か所位でやっています)最初の頃からこのコースをICSで教えているため、コースを教える教授陣を対象とするこのワークショップに参加するのは、8回目です(1度だけ欠席) 今回は参加者も多く、最初に少人数で始めた時を思うと、毎年続けてきたポーター教授を初め、関係者の努力とエネルギーの力を感じます。

 また、人数だけでなく、ここ2年ほど前から、活動も積極的に関与する人も増えて、本格的な活動が広がっています。その一環として、今年は一日前の日曜日に有志が集まって、リサーチセミナーをしました。 私は朝4時に起きてボストンに行き、9時からのワークショップに参加しましたが、50人以上が参加して、なかなか盛況でした。昨年からはまた一歩進み、内容のあるリサーチの発表やディスカッションが行われました。

 13日からは100人近くを集めた通常のワークショップがありました。この種のワークショップは朝8時頃から始まり、夜のレセプションが8時半まで続きます。ここ数年は今年から初めて教えるグル―プと何度も教えているグル―プに分かれて一部別々のセッションをしています。私は後者のグループにおり、1日目の午前中はコースの強み、課題などを7人程度のグループで議論しました。皆何度も教えている人たちですし、顔なじみなので、共有する点が多く、とても有意義でした。いくらICTが発達しているとはいえ、直接あって話をすることの意義はさらに大きいことを感じました。

 その後、一部のメンバー(かなり経験があり、グループのリーダーをしている)とポーター教授のディスカッションをしましたが、そこでもコースを超えた観点から (たとえば国際機関との連携やさらにインパクトをもつための方法など)議論がなされ、30分程度でしたが、とても密度の濃いものでした。

 午後からは急きょ頼まれて、各グループのリーダーが全体を対象にして行うパネルのモデレーターをした後、コースについての全体議論、全体での写真などがあり、ケースをひとつ用いたポーター教授のセッションがありました。このセッションはケースも非常に興味深かったのですが、ポーター教授がケースを教える時のコツをいろいろ説明しながらやったのがとてもすばらしいものでした。私は今まで何度もポーター教授のケース討論をビデオなどでも見ているのですが、ケースを教える場合は、常に30秒の間に5つ位意思決定をしなくてはならないというコメントはとても参考になりました。基本は皆で学ぶこと(教授が学生に教えるのではない)が強い哲学であり、議論を進める中でどれだけこまかく神経を使い、気配りをするか、というノウハウの部分を知ることができて、自分の行動パターンを見直すことにもなりました。

 その後、Mass Medicという業界団体のリーダーが来られて話されましたが、こちらも実際に競争力を上げるために何をするか、という実践の点から有意義でした。これで長い一日は終わり、そのあとレセプションがあったのですが、私は何と!東京で開かれている日本ダボス会?の朝食会にバーチャルに途中から参加することになっていたので、一時間パソコンのスクリーンと電話に張り付いていました。(初めての試みでしたが、画像、音いずれも今一歩でした。人数が多すぎて議論にはあまりならなかったというのが印象です) そのあとレセプションの後半に登場し、12時間以上の一日は終わりました。