記事の詳細

   120日にはBBT757でもう10年続けているイノベーション・ライブの収録をしました。English version=>  今回のゲストは2008年度ポーター賞受賞企業の一社、オイシックスの高島宏平さんでした。高島さんとは以前同じ会社につとめていた(時期は違いますが)ことや、世界経済フォーラムの会合やこのブログでもご紹介しているTable for Twoの関係で何度かお会いしたことがあります。  

  オイシックスは、2000年に高島さんたちが創業した食品のオンライン小売です。「安全でおいしい食品を日常生活に届ける」というビジョンで始めたもので、この所、顧客基盤も確立され、順調に伸びています。「オンラインの生鮮食品小売で黒字になれば世界初」という高い志がとても印象的だったので、私自身、今回の収録を楽しみにしていました。 

   1時間いろいろお話を伺いましたが、農家の方々にビジョンを納得してもらうまでの苦労や、ほとんど口コミだけで顧客基盤をつくっていくことなど、さらっとお話されましたが、これまでには数々の苦労があったと思いました。

   食品の流通には本当の意味での顧客指向(お客様がほしいものを容易に手に入れられる)があまりみられず、活動には非効率が多いと思われてはいましたが、そこで実際にビジネスをすることは、考えているよりずっと大変だと思います。天候に左右される供給サイド、顧客はほしいものだけを自分の都合のよい時に届けてほしいという需要サイド、それをつなぐ情報や各戸へ届けるためのこまごました仕分けと配送など、想像しただけでも気が遠くなりそうです。

高島さんのお話の中で、私にとって一番印象的だったのは、「はじめた時は、(創業者グループの)誰にも何を買うのか、どう買うのか、など消費者としても事業者としても全く経験がなく、何しろお客様に教えていただきながらやるより他なかった、逆に先入観がなかったので、何とか期待にこたえようという姿勢だった」というコメントです。 これは究極の顧客指向だと思いました。

   放送は128日です。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (2)

    • Makoto
    • 2009年 2月 28日

    ICSのMBAコース1年のMakotoです。

    3月にて、イノベーションライブが終了することを知り、とても残念に思いました。自分は、イノベーションライブをきっかけにして、経営に興味をもち、このような素晴らしい先生方のもとで勉強したいと思い、ICSに入学することを決めたからです。

    石倉先生の番組では、「オルフェス・オーケストラ」や「劇団四季」、「産業クラスター」、堀場雅夫さんや吉越浩一郎さんがゲスト出演されたときの番組がとても印象に残っています。また、石倉先生のポーター賞受賞に関する番組(武田薬品や日本電産など)も楽しく視聴させていただきました。

    自分にとって、経営に興味を覚えさせてもらったイノベーションライブが終了するのは本当に残念なことです。もし、この番組がなければ、経営には今ほど興味をもたなかったのかと思ってます。自分の人生を変えることにつながった名番組です。

    3月の先生の最終回の番組を楽しく視聴させていただきます。

    • yishikura
    • 2009年 3月 01日

    Makotoさん、石倉です。とてもうれしいコメントありがとうございました。

    10年!とは信じられないくらいですが、私自身がすばらしい!もっと調べたいと思う企業を紹介したり、もっとお話を聞きたいと思うゲストをお迎えするのは、とても楽しくエキサイティングなことでした。
    少し緊張気味のゲストでも、収録が始まると、「あっという間に終わってしまう!」というのが、印象だったようです。
     
    こうした番組がMakotoさんのような方々にインパクトがあったと知ってとてもうれしいです。今後はまたブログやYou Tubeなどで紹介していきたいと思います。

コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る