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 先週半ば、世界経済フォーラム(World Economic Forum)関連のイベントがアークヒルズで開かれました。元は1月にダボスで開かれた年次総会の報告会という形で企画されていたのですが、震災後の日本からの発信なども含めて、今後の対応についても議論する会合となりました。

 まずWEF東京事務所の土屋さんが世界経済フォーラムの概要や現状を説明した後、日本人の中で最も出席回数の多い緒方貞子さんが世界経済フォーラムのこれまでの変化などについて、それから竹中平蔵さんが、主に今年のダボス会議での議論、リーダーの力などについて説明されました。

 私自身、1月のダボス会議の頃、Japan Timesにコラムを書いたこともあり、大体は知っていることでしたが、おふたりの話を聞きながら、3月11日の震災以来はるか彼方の出来事のように感じていたダボス会議のこと、そしてWEFという世界への発信には最適な場やWEFの各種の活動のことを思い出しました。

 おふたりのお話の後、参加者とのディスカっションをfacilitateするのが私の役割でした。(今回は日本語でやりましたが、次からは英語ですることにしています) 特に震災後の日本の現状、政府やメディアによる報道には課題が多々あることから、正しい日本の現状や対応を発信する必要があること、そして、そうした活動のためには、世界経済フォーラムは最適な場のひとつであることなどが議論されました。特に、昨年あたりから世界経済フォーラムが本格的に行っているRisk Responseという大プロジェクトに、日本から貢献できることが多いことも議論になりました。 日本は地震や津波に対する準備が世界で一番整っているといわれていたこと、実際に津波警報が数分後に出たこと、新幹線はひとつの脱線もなかったことなど、原発につぃては世界の専門家を含めた第3者機関が必要なこと、海外では今後日本が外向きになるか、より内向きになるか、などを見極めようとしていることなど、議論は多岐にわたる課題について続きました。5月には世界経済フォーラムのリスク対応、震災後の対応などについて、ワークショップが開かれますし、それ以外にもWEFの活動や場を活用して、世界に発信することなどを確認しました。

 先週はセミナーなどが何度かあり、震災によって明らかになった日本の隠れた強みや弱みなどを話す機会がかなりありましたが、いろいろ考えさせられると同時に、批判しているのではなく、どんどん自分たちができることを実行することの重要性を感じたイベントでした。

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