東北の復興をはじめとして、これからの日本をどうするか、という議論が、いろいろな所でされています。意思決定すべき人がしないで、人を集めた会議の数ばかり多いという気もしますが、それより気になるのは、当事者は誰か、誰がこうした議論や活動の主役なのか、という点です。

私は「世界級キャリアのつくり方」でも「グローバルキャリア」でも、「当事者として考える、実行する」ことの重要性を提案しています。自分でも他の人に提案したことを実践しないとダメだと思っています。(できないこともあり、それを自覚すると落ち込んでしまいますが。。)

新しい東北をつくる、新しい日本を創る、新しくエネルギー源を考えるという時に、当事者は誰か、を考えました。当事者は、これまでこうした活動をしてきた、今そうした地位にある人ではなく、これからの日本、東北に生きる若い人だと思います。新しい東北、新しい日本を創るには、ある程度の時間がかかります。10年単位で考えなくてはならないのですから、実際自分が10年後、20年後、生活する当事者である若い人たちが中心になって、新しい東北、日本、エネルギー源のことを考え、議論し、意思決定していくことが必要だと思います。

若い人は、今までの経験がないですが、かえってしがらみなくゼロベースからものを考えることができるというメリットがあります。今回の震災でわかったこと、今使うことのできる技術や世界のアイディアや最近の事例をもとにして、新しい姿を自分の問題として、考えることができます。 今までいろいろやってきた人たち(多分年齢が高く、地位も高い人たち)は、側面からそれをサポートする、これまでの経験や教訓から、アドバイスをするのが役割だと思います。 英語では「own the problem, take the ownership of the problem:直訳すると問題を自分のモノと考える」という言い方をしますが、問題が自分のモノなのは、若い世代です。

新しい東北、新しい日本、そして新しい世界を創り、それを生きるのは、若い世代であって、今、力を持っている世代ではありません。主役は若い世代、当事者として新しい時代をつくる若い人だと思います。そう考えると、いろいろな委員会や会議のメンバーはこれで良いのか、と思います。