記事の詳細

昨日6月5日、自由劇場で上演されている劇団四季の「ヴェニスの商人」に、お招きいただき、みてきました。最近、何となく時間と気持ちの余裕がなく、performing artsやコンサートなどにほとんど行くことができない(ニューヨークにも珍しく半年行っていないので、機会がない!)ので、久しぶりにストレートプレイをみるのを楽しみにしていました。

特に、通常と違う浅利慶太氏の新しい解釈の演目、主演は平幹二郎ということで、とても期待していました。「ヴェニスの商人」については、一般的にいわれている勧善懲悪の喜劇として、それもかなりあいまいな印象しかなかったので、あまり先入観もなく、初日の舞台だけからいろいろ考えさせられました。

印象に残ったのは、金融業とユダヤ人の世界における位置付け、それから最近の世界情勢との関連です。2008年の金融危機からの一連の政策や動きは、「金融」が経済の中でどのような役割を占めるか、を少しでも理解していないと、わかりにくいですし、(私は金融が専門ではないのですが、各種のレポートや記事を読んだり、聞いたりしていると、他の業界とは違うという点はわかります)、各国政府の対策によって、リカバーした金融サービス業の企業が、トップ(米国が多いと思いますが)に払う巨額のボーナスに対して数々の批判があることも、今になっても金融が占めるある意味、特殊な位置付けをあらわしていると思いました。

「ユダヤ人」(そしてキリスト教を初めとする宗教の役割)についても、米国に住んだり、多くの友人を持ったりすると、少しは垣間見ることができるのですが、とても私が理解できないことが多いことも考えさせられました。

よく考えると私はシェイクスピアの作品を読んだことがなく、新しい解釈といわれてもそもそも元をわかっていないことも感じましたが、演劇、舞台を見ると、頭が刺激され、考えがいろいろな所に及ぶことを感じたひと時でした。

関連記事

コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る