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 先日、KMDの中村伊知哉教授のコースのクラスに、DeNAの南場智子さんがゲストで登場しました。For English=>  私はマッキンゼー社にいた頃から南場さんを知っているのと、DeNAが素晴らしい業績を示していること、ごく最近、家族のために社長をやめるということを聞いていたので、ぜひと思って聞かせていただきました。数年前にマッキンゼー社の同窓会でAlumni of the yearに選ばれた時もすごいなあ!と思っていたのですが、それ以来でしたので。

 まずパワーとパッションに圧倒されました。話し方のスタイルなどは基本的には変わっていませんが(業界の言葉?で私がわからない言葉が少しありましたが。。。)、実際に競争の厳しい業界で実績をあげていることから来る説得力は、圧倒的でした。私がとても感銘を受けたのは、世界レベル、実力で勝負がつくところで勝ちたい!という強烈な意志です。もちろん企業は利益をあげなくてはならない、というビジネスの基本、期限を切ってそれが達成されなければ、撤退という断固とした意思決定もすばらしいと思いましたが、世界で最も優れている人や組織が戦っている場にいたい、そこで勝つというWillとパッションは、その場で本人から聞くと、説得力が全く違うと思いました。

 もうひとつ私が感銘を受けたのは、企業は創業者のもの?ではなく、その時点で最も能力がある人が経営すべき、という点です。(本来はそのために来年6月にやめる予定だったそうですが、家族の都合で今年になった) この考え方が明快で実践するということが私には一番インパクトがありました。創業者(もそうでないトップもー企業でなくてもどこかにいますが。。)が自分の地位にしがみつくという状況を良く見ているので、特にこの点はすばらしいと思いました。 

  いずれにしろ、「やりたいことが明快、そのためにはすべてを犠牲にする、しかし、自分にとって最も大事なものへの優先順位付けが明快で、それをいっているだけでなく、実行する」という点で若い人だけでなく、皆にとって(もちろん私にも)すばらしいロールモデルだと思います。こうした機会は本当に貴重です。

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コメント

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  • コメント (2)

  1. はじめまして、いつも楽しみに拝読しております。
    富山県在住の平木と申します。

    DeNAの南場智子様が、代表の席から降りられると伺った時には、
    「大きな経営判断のミスが生じたのか?」「ジョブズ氏のような社内謀反?」
    など、マイナスな要素を予想した自分がいました。
    このエントリを読み、恥ずかしくなりました。

    現在、経営2年目。
    世界で勝負できる「場」を積極的に創りながら、
    前向きな意思決定のできる経営者として、キャリアを築く決意を新たにいたしました。
    今後も御著書を含めて、学ばせていただき、私自身も上質なアウトプットに努めます。

    ありがとうございます。

    • yishikura
    • 2011年 6月 25日

    平木さん、石倉です。コメントありがとうございます。南場さんの考え方と実行力、そしてそれを率直に語る所は本当にすばらしいと思います。

    平木さんも経営2年目ということですから、実行している一人ですね。実行している人を私は尊敬しているので、期待しています。

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