サマーダボス会議で大連に来ているためにちょっと遅れてしまいましたが、9月12日月曜日に、KMDの学生数人と一緒に、横浜のみなとみらいに本日9月17日オープンするカップ・ヌードル・ミュージアムを見学しました。For English=> 私は日清食品ホールディングスの社外取締役を昨年からつとめているので、グランド・オープニングの前に見せていただいたものです。

ミュージアムは、スケールが桁違い!と同時に、見学するお客様が「自ら体験」できるようにいろいろな工夫がされており、また、こまかい所に気が配られているのが、とても印象的でした。入口を入った所からびっくりしますし(「なぜか」は是非実際にご覧ください)、ロケーションの素晴らしさが壮大なビジョンやコンセプトとぴったり合っているいることも、行っただけで感じることができます。各階それぞれコンセプトがはっきりしており、チキンラーメンやカップヌードルの歴史を知ることができますし(よくある企業概要の無味乾燥な説明とは違って、それぞれに「遊び心」があります)、とても楽しく、イノベーション・創造的思考が「自ら」試せるようにつくられています。(イノベーションや創造的思考は、議論するものではなく自ら試してみるものなのです!)

大阪池田にあるミュージアムでも人気が高いマイ・カップ・ヌードルやチキンラーメンを自分で作る体験コーナーは私たちも試しましたが、それ自体が楽しいだけでなく、いろいろな効果がとてもうまく考えられています。子供たちが自分が麺になって生産プロセスを体感できるようなアスレチック風のヌードルパークという仕掛けもすばらしいアイディアだと思いました。(一部試しましたが、あれ?これどうなっているの?と感じられるコーナーもあり、子供でなくてもーこれは子供専用かもしれませんがー楽しく遊べます!)。

私は、10年以上前位に、継続してイノベーションをする企業の事例として日清食品を知るようになり、ケースを書いたりしていたのですが、創業者の安藤百福氏の斬新なアイディア、あくなき探究心、何度失敗してもあきらめない気概、発想の転換などをそのまま伝えるのではなく、今の世界ではど0ういう意味を持つか、たとえばどんなことなのか、が紹介されており、また実際に体感できるような仕掛けが多い所がとても印象に残りました。

創業者が偉大な企業はとかくその「形」にとらわれてしまうことが多いのですが、そうでなくなく、新しいものを生み出す「姿勢」や「体感」「経験」を重視している点に特に感心しました。このミュージアムは、佐藤可士和さんがプロデュースされたものです。(私は何度かブログでも書いていますが、可士和さんの「本質に迫る」「良いものを引き出してそれを伝える」「シンプル」な考え方やスタイルがとても好きなので、特に印象的だったのかもしれません。)。また案内していただいた安藤徳隆CMOのアイディアがいろいろな所にちりばめられていることを伺い、可士和さんとのコラボレーションが効果的なのだと感じました。

昨日大連でCNNのニュースを見ていたら、Cup Noodle Museumオープンが紹介されていました。インスタントラーメン、カップヌードルは日本発世界に普及したイノベーションなのだと実感しました。当分はとても混雑すると思いますが、ぜひ一度ご覧ください。