この10日位の間に、ミュージカルを2回みに行きました。いずれも劇団四季の作品で、ご招待いただいたものです。ひとつは10月7日が初日だったコーラスライン、そしてもうひとつは10月10日から始まったソング&ダンスーThe Spiritsです。

コーラスラインは、プログラムに簡単なコラムを書かせていただいているように、私が最も好きなミュージカルのひとつで、何度みてもストーリーが心に深く響きます。コーラスのメンバーのオーディションという、結果がその場で知らされる厳しい競争の場、コーラスの一員であっても一人一人が持つストーリー、それぞれにユニークな価値がある、苦労があっても好きなことを追い求めることなど、みているうちにいろいろな思いが心に浮かんできます。

もちろんダンスの場面はとてもすばらしく、いつもステップを研究して自宅に帰ってジムでやろう!(ジムには大きな鏡があります!)と思うのですが、なかなか覚えることができません! (先日、ジムにいたら、若い男の人がイヤフォーンをつけて、鏡を見ながらMJのようなステップを練習していました。夜日吉の協生館の外で、何人かの若い人がブレークダンス風の練習をしているのもよく見ます。)

ダンスといえば、何と行ってもソング&ダンスです。私は加藤敬二さんの振り付けがとても好きなのですが、今回のThe Spiritsはこれまでとはだいぶ感じが違っています。ソング&ダンスは大体白と黒が基調でコンテンポラリー、すっきりした舞台装置、衣装が特徴的で、それがとても私には魅力があるのですが、今回はそれに赤が加わり、またかなりカラフルな衣装の場面も加わっていました。毎回違ったスタイルでする、という姿勢はとても素晴らしいと思います。一部の終わりに近い「キャラバン」から「シング・シング・シング」のナンバーはいかにも加藤さんのスタイルだと思いました。一部の最後のサークル・オブ・ライフも感動的です。

第2部はほとんどが三木たかしさんの曲を集めたものなので、ミュージカルのナンバーからといういつものスタイルとは違います。 しかし、何となく知っている曲が多く、三木たかしさんの作品がいかにたくさんあったのか、と思いました。歌詞には心に響くものが多く、言葉の大切さ、言葉でどれだけ感情があらわせるのか、と再認識しました。

とても追われていて忙しい中でしたが、ミュージカルの出演者がみな幸せそうだし、仕事に大きな誇りを持っているのがわかって、私も元気が出ました。舞台を見ていると、どんなに苦労があっても、毎日の訓練が必要でも、自分の好きなことを追い求めていることが感じられます。自分の仕事に誇りを持つこと、いい加減な仕事は絶対にしない、というプロフェッショナルとしてのプライドがどれだけ大事か、そのために、どれだけの規律や努力が必要か、と推測して、感動してしまいます。