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 私のいるICSは世界を対象にして英語でMBAプログラムをやっているので、新学期は世界のルールに合わせて、秋から始まります。クラスは10月から始まりますが、その前に先日も書いたTeam BuildingFoundation Weekが行われます。先週はFoundation Weekで、基礎知識が必要であり、学生の間で知識・実力・経験のばらつきの大きなデータ分析、会計、財務、英語での表現力などのAssessment、基礎知識が不可欠なミクロ経済の基礎クラス、ケース討論の目的や準備、実際の議論の仕方、日本の経済成長や構造改革概論のクラスが行われました。 金曜日の夕方はFoundation Week最後のイベントとして、教授陣やスタッフの紹介とGet-togetherがありました。高尾でのTeambuildingに参加して以来、Class of 2007(通常こういう言い方をする場合は、卒業年度を用いますが、ICSでは1年、2年と履修コースが多様なため、開始時点の年を用いてClass of 2007とよんでいます)に久しぶりに会いました。話してみると、大変な1年が始まろうとしていると緊張、圧倒されている学生(こちらがほとんど)もいれば、それまでのプレッシャーの多い仕事から解放されて、リラックスしている学生もいました。

 圧倒されている学生を見ると、私も(よく考えると30年前なので化石のような話ですが)アメリカ、バージニア大学でMBAプログラムを始めた時のことを思い出します。

 朝8時から午後1時まで3つのクラスが続く、一日3つのケースを準備しなくてはならない、月1度くらいは土曜日が締め切りのレポートがある、などをオリエンテーションの時に聞いて、これではとてもやっていけないと思いました(学生のほとんど誰もがそうだとわかったのですが)。 

 最初の一学期は何しろ時間がなく、やらなくてはならないことに圧倒されて、何とか毎日睡眠時間を確保することだけで、金曜日の夕方は疲労困憊という生活が続きました。 どうやっても時間が足りない中、優先順位をどうつけるか、準備だけでなく、クラスで発言し、貢献するか、気分転換をしてエネルギーを継続するか、などを、自ら実験・実践するよい機会となります。ビジネス・スクールは実際のビジネス世界をある程度シミュレートしようとするので、こうしたプログラムの中で、自分なりに考え、工夫し、何とかやっていく練習をし、そうした中で、優先順位付け、意思決定などを体得していくことになるわけです。 Class of 2007の中に、「やっていけるかどうか、心配だし、緊張しているが、卒業生の話を聞くと、自分も来年の今頃には、ああいうコメントができるのではないかと期待している」といっている学生もいて、とてもたくましいと思いました。何とかやってみるという姿勢がこういう場合は必要で、そうした姿勢を年齢や経験にかかわらず、常に失わない心が大事だと思います。今まさに新しいことに挑戦しようとしている若い世代と頻繁に接触する機会があると、自分でもこうした姿勢を思い出すよい機会になります。

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