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 11月24日六本木アカデミーヒルズで「国際NGOとの協働ー企業のグローバル競争力」というタイトルのセミナーが開かれました。For English=>  このセミナーはグローバル・アジェンダ・セミナーシリーズの一環として行われ、今回のゲストはSave the Children Japanの理事である渋谷弘延さん、私はモデレーターでした。

 渋谷さんの講演は、最初に2つの数字を参加者に問いかけることから始まりました。日米の寄付文化の比較、その背景、日本でNGOがあまり盛んにならないのはなぜか、それから東日本大震災が企業のCSR活動(そして個人も)の転換点になる兆しが見えること、それから、企業が新しい市場で事業を展開する上で、Save the Childrenのような国際NGOと協働することの意義、そしてSave the Childrenと企業とのグローバル・パートナーシップの事例を紹介されました。渋谷さんのキャリアも、国連、財団、PR会社など多様ですし、活動された地域もとても広く、グローバル。。。にぴったりでした。

 講演の後、対談、質疑応答をしたのですが、参加者からは、企業のCSR関連だけでなく、NGOの活動、キャリアなどいろいろな質問が出ました。私も伺いたいことやコメントもかなりあり、時間がいくらあっても足りない位でした。

 その前11月7日には野村ホールディングスのコーポレート・シティズンシップ推進室長の松古樹美さんをゲストに「本業を通じたCSR」というタイトルでセミナーをしました。こちらもGASの一環だったのですが、野村という金融サービス企業がどのような形で社会活動をしているか、CSR部門で働くとはどういうことか、個人が企業内で社会活動をすることはできるのか、などについて、お話を伺いました。

 2回続けて、CSR関連のセミナーをしたのですが、企業も私たちも、「本業をいかし、ビジネスに結び付くCSRとは何か、具体的に何をしたら良いか」「それがどうビジネスに役立つのか」「企業は利益を追求することが第一の目的だが、それとどう折り合いをつけるか」など、課題はまだかなりあると感じました。 

 高い志だけではなく、現実的に活動を続けること、赤字が続くと存続が難しくなるので、方向が明確な企業に比べて、いろいろな目的を持つ関係者が多いNGOのマネジメントの難しさ、など、参考になる点が多々ありました。

 貧困、教育、エネルギー、雇用など世界に山積する課題を、官民市民団体が協働して解決していくことに、今多くの人が努力しています。解決は簡単ではありませんが、一歩一歩進んでいくこと、実際に活動すること、が大事だと思いました。また参加者のほとんどが若い(「心が若い」も含む)世代であったことは、将来を担う人々がこうした活動に関心を持っている、という点でとても勇気づけられました。

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