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昨日3月9日夜、六本木アカデミーヒルズでグローバル・アジェンダ・セミナー・シリーズの一環として、「オープン・エデュケーションがもたらす人材革命」が開かれました。For English=>  これまで米国でオープン・エデュケーションの活動を研究・実践してこられ、今年から京都大学にうつられた飯吉透さんを講師にお招きして、ウェブによって世界中の人々に無限の可能性が開かれるオープン・エデュケーションの状況、日本における課題などを伺いました。

私はブログにも何度か書いていますが、飯吉さんとは「ウェブで学ぶ」を通じて知り合い、ここ数年やっている活動もかなりその影響を受けているので、お話を楽しみにしていました。

このセミナーはとても申し込みが多く満席だったのですが、皆さんがどんな期待を持って参加しておられるのか、がよくわからなかったので、最初に私が参加者の皆さんにその質問をしました。一番多かったのは、「個人としてオープン・エデュケーションをどう使うか」、それから「企業や学校内の教育にIT、オープン・エデュケーションをどう使うか」、「オープン・エデュケーションに関係する分野で新しいビジネスを立ち上げたい」「教育機関の今後の姿への参考にしたい」などが大体同じ位で続きました。

その後約1時間の飯吉さんのお話は、主に欧米におけるオープン・エデュケーションの動き、背景、そのスピード感と広がりなど、とても興味深く、「ウェブで学ぶ」より後の新しい動きにつぃてのお話もありました。特に印象に残ったMOOC(Massive Open Online Course)を、私は今朝すぐ見てみました!

飯吉さんのお話の後二人で対談をして、それから参加者の方々と質疑応答をしました。日本でオープン・エデュケーションがなかなか広がらないこと、と、日本企業のグローバル人材についての課題は共通しているのではないか、誰にでも無限の可能性が開かれている時代になっている、それをいかすかどうかは、要するに「やる気と情熱が鍵」、新しいビジネスなどは日本人を対象としない方が良い、など、とても示唆に富んだコメントがあり、私も自習プログラミング・サイトでやっている自分の経験や21世紀に必要なスキルは「学び続ける力」であること、新しいことを知ることの楽しさなどを少しお話しました。

質問が続き、時間切れになってしまったのですが、このテーマに対する皆さんの関心の高さ、可能性の大きさなどを実感しました。(時間をオーバーしてしまったセミナーの後もいろいろな方に会うことができました。さらにその後、飯吉さんと「ウェブで学ぶ」の編集をしてくださった福田恭子さんと話が弾み、激しい雨の中、自宅に帰ったのは12時でした!)

今思い返してみると、私が最近試行錯しているグローバル・キャリア・パート6のサイト、戦略のクラスで試したクラスの前後に議論やポストできるサイト、アカデミーヒルズで今第2タームの募集をしているグローバル・アジェンダ・セミナー2012など、皆、「ウェブで学ぶ」や飯吉さんとの話をきっかけにして具体化しつつあるものが多いことに気がつきました。

同時に、私自身新しいことは何でも知りたい、その場合、一人で考えるのも大事だけれど、一緒に新しいことを学びたい、試したいと常に思っているのだ、と気がつきました。

学校や教育というととかく、一方通行、知識を持つ人から与えられるもの、という感覚が特に日本では強いように思いますが、ともに学ぶ、問題を一緒に考える(常にグループでというわけではありません―この間「内省のすすめ?」などで書いたように)、経験(成功したものだけでなく、失敗経験、こういうことはしない方が良いというアドバイスを含みます)を共有する、そしてそこからさらに新しいものをつくっていくことが、「学ぶこと」の核心だと思います。「教える」より「ともに学ぶ」「教えようとすると自分が一番学ぶ」と時々いわれますが、こうした印象を深く持ちました。

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