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「グローバル」であること、「多様性」を実現すること、はいろいろな分野で必要と考えられています。For English=> 私自身、キャリアでも教育でも普段の生活でも、「グローバル」「多様」を勧め、自分でも実践しているつもりなのですが、話に聞いたり、頭で理解するのと、この2つを実践するのには大きな違いがあると感じます。いうのは簡単ですが、実際にやってみると、頭の痛いことが数々起こるからです。

ごく最近、世界各地にいる10人足らずのメンバーと電話会議をした時に、この難しさを体験しました。これは評価と決定のための電話会議でした。事前に各人が資料を読み、考え、自分の評価を知らせてから、実際に決定するための電話会議に臨むというプロセスでした。電話会議の前に知らせてきた全メンバーの評価の集計を見ると多くのメンバーの意見がかなり近かったため、電話会議にはそれほど時間がかからないし、決定に問題はないだろうと思っていました。

しかし実際に始まってみると、評価シートにはあらわれていないいろいろな意見が出たり、新しい発見があったりして、メンバー間でかなりホットな議論が始まり、決定が簡単にはできない状況になりました。自分一人で考えている時と違って、他のメンバーの意見や体験から来るコメントを聞いていると、なるほどと思われる点もあり、私自身も意見を幾分かえました。

電話で話しているため、幾分まどろこしい感じもしましたし、同時に冷静に意見を聞くことができるとも思いました。またこうした議論をまとめていくことのむずかしさも感じました。結局、全員が納得する(積極的賛成も消極的賛成もありましたが)決定に落ち着きましたが、最初の予想とは違って予定の1時間を少しオーバーするほどでした。

「グローバル」とは世界各国の人たち、世界各国の現場の知識を尊重することであり、「多様」とはまさにいろいろな意見があるということなのだ、と実感した経験でした。 この話はN=1という私の経験に過ぎませんが、「グローバル」「多様」とただ叫んでいるだけでは何も進まない、実際に経験すること、それから学ぶことが不可欠だと再認識しました。

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