この数日、締め切りが迫ってきている論文やセミナーの資料づくり、そしてもうすぐ始まるクラスのために教材を探すことに時間を使っています。それで気がついたのですが、良く考えてみると、ITが容易に使えるようになったため、活動のひろがりや時間配分が全く様変わりしています。

論文でもセミナーでも、大体の仮説をたてて、それに関する資料を集めたり(私の場合は外部の専門家に頼むことも多いです)、いろいろなウェブサイトやニュースのサイトを調べます。英語でもするので、得られる情報の量は桁違いに大きくなり、いろいろな側面からの見方や考え方にも触れられることになります。 そして資料を読んでは、自分なりにサマリーをつくったりして、論文のドラフトを書いていきます。

原稿を書く作業は自分一人でかなりまとまった時間をとって考えをまとめていかなくてはならず、何度も書き直すので、以前とはあまり違いません。しかしそのための資料を集める部分が全く違っています。以前だと、まず情報を探したり集めたりするのに多くの時間が必要だったのですが、今や膨大な情報が手に入るのでそれをざっと見ながら、取捨選択したり、ウラをとったりして、自分の意見をまとめていきます。(仮説やいいたいメッセージがはっきりしている時は良いのですが、いろいろ調べつつ考えていく場合は、考える部分にかなり時間とエネルギーが必要です。)

こう考えると、同じ時間を使うとしても、以前は情報を集めに書店や図書館に行く、コピーするという活動に時間の多くがとられていたのに比べて、その部分は効率的にできるようになり、考える時間、まとめる時間に多くの時間を使うようになっています。

良く考えるとこれはすごいことだ!と実感します。教材にしても世界のどこからでもあっという間に手に入るので、選択肢が広くなります。それだけコースやセミナーの目的とのフィットを深く考えて選ぶ時間をとることができるわけです。ITでいろいろなものが手に入るようになっても、書店にいったり、直接話を聞いたりするのは、ネットで得るとは違った価値があると思うのですが、それにしても自分の行動もずいぶん変わったと実感します。