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先週金曜日4月20日の午後、日吉の1-2年生を対象とした極東証券寄附講座「生命の教養学」でセミナーをしました。今年のテーマは成長、そして、キャリアに関する話をというご依頼でした。For English=>

今の時代の教養とは、「世界観、歴史観をもつこと、社会的な課題にに関心を持ち、技術を駆使して解決案を試行錯誤すること」と私は考えているので、「今はどんな時代か、個人にとってどんな意味があるか、キャリアとは、オプションは多様」という構成で話をしました。

また、私はこうしたセミナーの場合、大体のアウトラインやスライドは準備するのですが、その時点で考えていることなどを話してしまう癖?があります。今回も、新しい時代、個人に大きな可能性がある、キャリアにも多様なオプションがあるという話だけではおもしろくないかな、と思ったし、何らかの形で最初から参加者に質問を投げかけたいと思ったので、「今年何か目標を決めましたか?それをまだ続けていますか」という質問から始めました。

1-2年生だとキャリアといってもピンとこないかもしれないと思ったことと、続けることに意義があるとちょうど感じていた、というか、ちょっと難しい状況になるといろいろ理由をつけてそれを避けようとする傾向が周囲に見られるのではないか、と感じていたからです。(その後で読んだ山内太地さんの「22歳負け組の恐怖」で「楽な方に逃げる癖」と書いてあるのを見て、これだ!と思いました。) 今から考えると、一応質問しただけで、あまりうまくそれを使えなかったとも思いますが。。。

2libarts_151160分話した後、「キャリアや仕事について、何があったら、どんな解決案があったら良いと思うか」というテーマでミニレポートを書いてもらいながら、質疑応答をしました。質問はとてもたくさん出て、結局終わった後1時間近く話をしていたのですが、質疑応答の時も、最近聞いた言葉(学問に国境は、、、)や見たミュージカル「アイーダで『祖国』という言葉が今回はとても印象に残ったなどと最近心に残っている事例を挙げて話しました。

ミニレポートはコピーをいただいたので、後で読んだのですが、もっと広い選択の余地があると良い、ひとつに決めなくて済むと良い、いろいろな場に自由に参加したい、いろいろな人の話を聞きたい、新卒採用だけ、面接、コミュニティ、所属だけで決めない、自由に転職できるようにしたい、奨学金や留学、起業の資金的サポートがほしい、一度失敗してもリカバーできる、いろいろなことに挑戦できる社会などでした。 開放されていて、限りない希望があるというより、自由に羽ばたけない?今の大学1-2年生の生活が何となく想像できるような気がしました。 それぞれが感じることですから、当事者でない私には何ともいえないのですが、たとえば、今世界で起こっていることを考えると、実はいろいろなことができるようになりつつある、のではないか、もっとそうした情報を皆が知ることができないか、と思いました。

たとえばKhan AcademyもTEDもMMIT、スタンフォードなどのプログラムはそれぞれ特色があり、やり始めるとどんどん時間がたってしまうほどです。この間はプログラミングの話をしましたが、Udacityのビデオを見ていたら、こんな試みもある、ととても興奮してしまいました。 世界には限りないほどの知的資産があふれていて、その多くが公開され、いろいろ工夫されています。英語の力があれば(というか英語で何かを学ぶという姿勢を持てば)これだけ豊かな世界に触れることができるのです。

この間、修士1年の人たちと食事をした時に、英語の必要性をひしひしと感じるといっていた人がいましたが、特に学部生は時間があると思うので、英語の力があればどれだけ世界が広がるかを実感してもらいたいと思います。

「続けるころが大事」という話をしましたが、この間話したpodcast、私はよほどのことがない限り(病気とか、飛行機にのっているとか)、毎日聞いていますから、少なくとももう一人は聞いていると思って、続けてもらえるとうれしいです。 私も時々負けそうになりますが、「面倒だから」「実はこちらの方が良いから」などと「もっともらしい」理由をつけて、楽な方に逃げる癖」だけは断固さける!というかたい決心が必要だと思います。

周囲で「絶対に楽な方に逃げない」「断固やり遂げる」人を多数もち、その人生への姿勢の厳しさ、そして達成した時の喜びの大きさに触れていると、その魅力を知ることができるし、強い意思の迫力に感動を覚え、自分もああいう人になろう!と思うのではないでしょうか。

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コメント

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  • コメント (2)

    • hanae
    • 2012年 4月 23日

    私もまだまだ自分のキャリアについて学び、追求したいと思っています。
    自分の思い、考えを自分の言葉で伝え、
    それが世界規模で通用するのかどうか、ということまで深く考えなければいけない
    時代だと思っています。

    なにか1つ、続けること、を作るのは根気がいることですが、
    私も見つけたいと思っています。

    • yishikura
    • 2012年 5月 09日

    hanaeさん、石倉です。コメントありがとうございました。お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。先週はスイスにいて、今エチオピアに来ているのですが、世界は遠いと実感しています。それに刻々と変わっているので、今の世界観を持つことがとても大事だと思います。

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