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このブログでも、またいろいろな場でも良く、「いろいろな所にいってみる」「いろいろな人に会ってみる」「新しい仕事や体験をする機会があったらやってみると良い」といっています。それぞれ人によって体験が違うと思うのですが、私の場合、大学を出てフリーランス(というかフリーターです!)で通訳や翻訳を始めた頃、実際に体験したことから学んだことがいくつかあります。

そのひとつは体力の差です。20代初めの頃、通訳をしていたため、外国の人(アメリカ人のプロフェッショナルが多かったのですが、それ以外もいました)と一緒にある期間仕事をすることがありました。一緒にかなりの時間を過ごすようになって気がついたのは、前の晩どんなに遊んでもお酒を飲んでも、次の朝はまるで何もなかったかのように、時間通りにきて、プロとしての仕事をするということです。プロとしての心構えを学ぶとともに、「体力が大事なのだ、最終的には体力がないと勝負ができない」ことを実感するきっかけになりました。(だからその頃から毎日運動をしているのです。もちろん子供の時から外で遊ぶのが大好きだったということはありますが。。。)

もうひとつ印象に残っているのは、それよりかなり後の話ですが、MBAをとったビジネス・スクールにVisitingでクラスを教えにいった時のこと。教授に、「どんなに有名な人でも準備不足で講演に来て、結果が良くなければ二度とよばない」といわれたことです。この言葉はとtても印象に残っていて、「毎回毎回が勝負なのだ」「過去の遺産ではダメなのだ」とその厳しさを知りました。同時に誰でもどんな履歴の人にも機会が開かれているとも感じました。無名の私でもセミナーによんでくれますし、その時にちゃんとした結果を出せばまたよんでくれるわけです。

日経新聞に今連載されている蜷川幸雄さんの「私の履歴書」の話は、厳しさという点で思い当る点が多々あります。といっても蜷川さんのレベルとは全然違うのですが。。。

英国で各国の演出家が公演した時に、ギリシャ悲劇を演出したギリシャの演出家でもブーイングがすごかった、日本から来た演出家でもすばらしければ賞賛されたという話が出てきて、これこそプロの世界の厳しさだと思いました。その時にどんな結果を出すか、がすべてで、毎回が勝負ということなのだと思います。(蜷川さんのこのシリーズは、「英国の俳優に論理的な説明をしなくてはならない」「戦うべきは戦い、話し合いでフェアに解決する」という今日4月27日版の話も世界のプロの厳しさ、共通語である論理的な説明の必要性という点を示していて、もとても興味深いと思います。)

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