昨日の東大本郷キャンパスでのSpecial Eventについて、もう少し、お知らせします。For English=> テーマは「イノベーション」ということで、研究者(ケンブリッジ大学の緒方健さん)、起業家/投資家(元シリウステクノロジーの創業者、今ヤフーの宮澤弦さん)、NPOの創始者(Teach for Japanの松田悠介さん)をパネリストとして、私はモデレーターをしました。

パネルの前に60人位の参加者(社会人、学生、日本人、外国人などいろいろ)が9つのグループに分かれて、イノベーション(ここでは大それたことというのではなく、何でも新しいこと、自分を常に新しくするというようなことまで含まれます)について、ディスカッションした後、パネルを始めました。

パネルは、私が参加することの多い国際会議のスタイルをやった方が良いと思い(それに最近、このスタイルを続けてやっているので、考えないとそれが自然な形になってしまう!)、まずパネリストに5分程度、自己紹介、それぞれがやってきたこと、やっていることなどについて、お話しいただきました。その後、グループ討論でも出ていた何がきっかけになって、それぞれの今の活動(英国の大学の研究者、起業家・投資家、NPO)を始めるようになったか。新しいことをする際、既存の壁を破る必要があったか、その場合はどうしたか、などについてコメントしていただきました。

参加者をなるべく巻き込んだ方が良いと思ったので、質疑応答(これが最近の会議では中心です)に入り、パネリストに質問をしていただきました。質問は、日本の学界のことから、うまくいかなかった時にどう克服したか、どのようにしてビジョン実現に参画してもらう人を集めたか、キャリアは最初から計画していたか、などについて、多岐にわたりました。

最後に以下の3点をまとめ(といってもかなり勝手に私の印象が強かったことですが)ました。

1) 誰にでも「転回点」があり、それは人(中学の教師)、ある機会(海外のシンポジウムに参加)、問題を見つけたなど、いろいろあるが、それに気づくか、そしてそれをきっかけ(trigger)として何か「行動」を起こすか、が鍵。

2) 新しいこと、違うことをやろうとするとなかなかうまくいかないが、どれだけ情熱を持ち続け、何としても負けない、あきらめない心を持ち、続けるか。

3)リスクをとらないと何も始まらない。リスクをとらないことが最大のリスク。

でした。私の印象に残ったのは、このような若い(年齢だけでなく心がも含む)人は、皆 I love what I do!というような感じで、やりがいを持って毎日生活しているように思われることです。誰かにやらされていると思ったり、苦労と思ったりあまりしないで、何しろこれだ!と思うことを追い求めているので、ハッピーそうなのではないか、またこれだ!と思うことはどんどん進化し、変化して当たり前ということも印象的でした。

私自身の反省点は、もう少し進行をスムースにできたのではないか、数か所で言葉や文章が思い浮かばず、かなり変なことをいった、サンガレン・シンポジウムのことは少し説明したのですが、自分の本「グローバルキャリア」を持っていくのを忘れてしまった(こういう会合では大体何冊か持っていきますし、ウェブサイトも紹介する)などでした。次の時はこの教訓をいかしたいと思います。

私自身、3人や質疑応答から学ぶことがありましたし、特に松田さんのコメントはとても明快、わかりやすく、TFJがシステムを変えようとしている、それもパッションを持っている既存の教師をサポートする形で、というアプローチにはとても感銘を受けました。できる限りサポートしたいと思っています。